貝毒とは?原因は?カキ.あさりなどの二枚貝、GWの潮干狩りは注意!
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食べると中毒症状を起こすという「貝毒」が各地で確認されています。
貝毒とは、どのようなものなのでしょうか?
何が原因なのでしょうか?
貝毒とは?
貝毒とは、カキやアサリなどの二枚貝が持つ毒です。
人が食べると、中毒症状を起こす恐れがあります。
原因は?
原因は有害なプランクトンです。
毒を持ったプランクトンを貝が食べ、体内に毒素が蓄積されます。
水温の上がり始める4月頃から5月頃は、毒性をもつプランクトンが発生する可能性があるため、各都道府県で、冬の終わりから海水中のプランクトンや貝の検査を行って、安全を確かめています。
加熱は?治療方法は?
専門家によると、加熱調理しても毒性は落ちず、大量に食べると最悪の場合、死に至る可能性もあるとのことです。
解毒剤もないので、対症療法で対応することになります。
貝の出荷自主規制
現時点で貝の出荷を自主規制をしているのは11府県
岩手・宮城・福島・大阪・兵庫・岡山・徳島・香川・高知・熊本・大分
(各府県の一部市町村)
※日本テレビ、every.調べ
姫路市の潮干狩り
兵庫県姫路市にある「的形潮干狩り場」
ここでは、潮干狩りでとった貝をそのまま持ち帰るのではなく、九州産のアサリと交換をしています。
貝毒が発生しているので、安全な貝と交換するという対策を取っているのです。
姫路市内の潮干狩り場は、貝を交換しない限り持ち帰りはできないようになっています。
養殖のカキ
姫路市では、先月27日に貝毒の原因のプランクトンが高濃度で確認されたため、それ以降二枚貝の出荷を自主規制しています。
養殖場の方カキも、貝毒が検出されたため、先月から出荷を自粛しています。
そのため、姫路市の飲食店ではカキフライの提供ができないお店もあります。
その他東北地方でも
東北では、今月29日に開催予定だった「三陸山田カキ祭り」を中止しました。
山田湾では貝毒は検出されていませんが、近隣の海域で貝毒が確認されたため、安全を考慮し開催を見送ったとのことです。
大阪湾や瀬戸内海で確認されている貝毒ですが、東北でも確認されていました。
専門家は、今年は例年に比べてプランクトンが出る海域が広いと考えている、日本の海域どこでも起こりうる可能性があると考えた方がよいとのこと。
GWも近くなり、潮干狩りのシーズンですが、今年は注意が必要です。
各都道府県のホームページ等に貝毒の情報がありますので、行かれる方は確認してくださいね。
ご覧いただきありがとうございました。
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