りんごの栄養と効果・効率的な食べ方・保存法やりんごの選び方|林修の今でしょ講座
投稿日:2019年1月9日 更新日:
秋から冬にかけてが旬のりんご。
りんごには血管や腸によい成分がたっぷり含まれていました。
栄養を逃さず上手に食べる方法など、「林修の今でしょ!講座」からりんごについてまとめました。
番組情報
テレビ朝日
1/8 (火) 19:00 ~ 21:48
林修の今でしょ!講座 3時間スペシャル
・新春豪華3時間SP「さつまいも」&「りんご」健康パワーを徹底解明
・西洋医100人が選んだ「漢方薬&ツボ」を大発表!果たして西洋医が認める「漢方薬」とは何?
冬の定番果物「りんご」寒い時期に食べる事は医学的に正しかった!「血管」「髪」を老けさせない!「肥満」防止効果があるという3つの栄養効果に迫る!
■出演者
MC:林修
進行:松尾由美子(テレビ朝日アナウンサー)
学友:木佐彩子、安藤なつ / 沢村一樹、ビビる大木、皆藤愛子 / 中山雅史、遼河はるひ
先生:青森県立保健大学准教授 井澤弘美先生
りんごの栄養成分と健康効果
りんごには、血管によい成分「プロシアニジン」、腸に良い成分「ペクチン」が含まれています。
血管によい成分「プロシアニジン」の働き
「プロシアニジン」はりんごに含まれるポリフェノールの一種です。
血管の中の悪玉コレステロールは、活性酸素と結びつくことで血管に悪い影響を与える物質に変化します。
その悪い物質が血管の内側につき入り込むと脂肪の塊ができて、血管が硬くなり動脈硬化の原因にもなります。
それを防いでくれるのがプロシアニジンです。
プロシアニジンは、血管壁に先回りをして、悪い物質が血管に入り込むのを防いでくれるのです。
プロシアニジンを食事に取り入れると、血管に脂肪が溜まりにくくなり、動脈硬化を起こしにくくなると考えられています。
りんごは皮ごと!
血管のためには、りんごは皮をむかずに、皮ごと食べるのがおすすめです。
皮の中には、動脈硬化予防が期待できる「プロシアニジン」が、実よりも4倍も多く含まれています。
皮が苦手なときは?
確かに皮には「プロシアニジン」が多く含まれていますが、実にも「プロシアニジン」は含まれています。
なので、実をしっかり食べれば大丈夫とのこと。
また、皮をすりおろしてドレッシングに使ったりするものいいです。
ちなみにジュースにした場合は、搾りかすの方にプロシアニジンが多く残っているそうですので、カレーに入れるなどして、無駄なく使った方がよいそうです。
市販のジュースにもプロシアニジンは含まれていますが、やはり搾りかすの方にプロシアニジンがいってしまうので、量が少なくなります。
透明なジュースよりは、濁ったジュースの方が繊維質が残っているので、繊維質が残っているジュースの方がプロシアニジンが多く含まれていると考えられるそうです。
いつ食べるのがいい?
「プロシアニジン」は体内での持続力があまりありません。
早くても数時間、長くても1日もたないで排出されてしまいます。
そのため、朝、昼、夜と時間を分けて食べるとよいそうです。
Wのパワーで血管により「りんご酢」
お酢の酢酸とりんごの「プロシアニジン」が合わさると、Wのパワーで血管によいそうです。
りんご酢の作り方
①皮ごと切ったりんごを容器に入れる
②①にお酢と氷砂糖を入れる
※酢酸には血管を広げる働きが期待できます。
このりんご酢でピクルスを作ったり、お湯で割って飲んだり、アルコールを飲む人はりんご酢サワーもおすすめとのことでした。
腸によい成分「ペクチン」の働き
りんごの凄い成分に、もう一つ「ペクチン」があります。
ペクチンは食物繊維の一種で、腸内の不要なものを丸め込んで、外に排出する手助けをしてくれます。
そのためお通じの改善も期待できる栄養成分です。
ペクチンは皮に多いということもなく、りんご全体に含まれています。
ペクチンが多いりんごの品種は?
りんごにもいろいろな種類がありますが、王林(青いりんごです)にペクチンが多く含まれています。
王林:1.8%
ふじ:1.5%
陸奥:1.3%
紅玉:0.6%
品種によって違いはありますが、りんご1個で十分な量が摂れるそうです。
ペクチンをUPさせるには?
りんごは熱を通すとペクチンが6~9倍にアップします。
焼りんごなどおすすめです。
りんごは冷蔵保存がいい
りんごは収穫後も呼吸をしていて、この呼吸で栄養成分が減ってしまいます。
冷やすと呼吸が遅くなり栄養成分の減りも遅くなります。
冷蔵庫の野菜室よりも、温度の低くなる冷蔵室の方がおすすめです。
ポリ袋などで密閉して冷蔵室にいれましょう。
りんごが古くなったときの食べ方
沢山あって食べきれないときのおすすめの食べ方は「煮りんご」です。
作り方は、水と切ったりんごを鍋に入れ、砂糖を少量入れて煮詰めるだけです。
「煮りんご」にすると、古くなって柔らかくなったりんごも皮ごと美味しくいただけます。
りんごの選び方
りんごは軸が太い方が栄養成分が豊富です。
選ぶときは軸が太いものを選びましょう。
また美味しいりんごを選ぶには、おしりをみましょう。
黄色をしていると完熟に近く甘くて美味しいりんごになります。
ちなみに熟している=栄養豊富ではないとのことです。
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りんごは、1日1個食べるのが理想的だそうです。
美味しく上手に食べて、血管&腸を健康に保てるといいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。