『ゆびさきと恋々』11巻あらすじ|41話〜44話、特別番外編/KCデザート・森下suu
投稿日:2024年7月19日 更新日:
アニメ化も大好評だった、『ゆびさきと恋々』。
アニメから作品を知った方も多いのではないでしょうか。
電子版も含め、535万部を突破したともあり、大人気の作品になりましたね!
私の推し作品の『ゆびさきと恋々』、今回もあらすじ&ネタバレを紹介していきます。
※『ゆびさきと恋々』は、手話が使われている作品です。
また、スマホのメッセージアプリなどでの会話も使われています。
あらすじでは、わかりやすいように、その点を少し省略して書いていますのでご了承ください。
登場人物(キャラ)
■糸瀬 雪(いとせ ゆき・女)
生まれつき聴覚障害がある大学生。19歳。
まっすぐな性格で、頑張り屋な印象。
手話やジェスチャーで自分の感情を表すところはとても可愛いです。
逸臣と付き合い始めました。
■波岐 逸臣(なぎ いつおみ・男)
雪と同じ大学の先輩。23歳。
ある日雪が困っているところを助けます。
バイトをしながら、バックパックで世界中を回っています。
まっすぐな雪に興味を持っている様子。
ちょっと掴みどころのないところがありますが、それが魅力でもあります。
■心(しん・男)
逸臣の親友。美容師。
エマの事が好き。
■芦沖 桜志(あしおき おうし・男)
雪の幼馴染で、同じ大学。
手話を覚えていて、何かと雪を心配しています。
雪が好きだけど、わかりにくく、雪からしてみたらなぜかつっかかってくる幼馴染という印象。
■芦沖 実桜(あしおき みお・女)
桜志の姉。
手話が出来、雪と仲良くなりました。
■深時(みとき・男)
桜志の友人。
■畑やん(ばたやん・男)
桜志の友人。
■侑(たすく・男)
逸臣のバックパッカー仲間。
逸臣に憧れています。
■香成(こうせい・男)
発展途上国の子供達の支援をしている。
逸臣の憧れの人。
逸臣と侑の共通の知り合い。
■ソアン(男)
逸臣が文通をしていた男の子。
10巻ラストおさらい
10巻では、雪と逸臣の同棲生活が開始し、心と桜志が意気投合し、どんどんストーリーが進みました。
ラストでは、雪と逸臣の隣人が、たまたま逸臣の知り合い・侑の兄だったと判明。
侑は逸臣の過去に何か関わっていそうな予感がしました。
そして、心は、桜志に、雪が桜志の気持ちに気付いているなら、今距離をとるのは優しさではないと伝え、桜志は、その言葉で目が覚めます。
11巻では、このラストを踏まえ、ストーリーがまた進みました。
見逃せない11巻、あらすじ&ネタバレを紹介していきます。
ゆびさきと恋々 11巻あらすじ&ネタバレ
Sign.41 嫌いの反対の話
心と別れた帰り道。
桜志は、雪との過去を振り返ります。
桜志の姉・実桜に『好きの反対は嫌いじゃなくて無関心』と聞かされた桜志。
桜志は、学年が上がっても、雪に会う度、意地悪な手話を使い、意地悪な態度をとってしまう自分は、まるで『無関心にだけはなりたくない』と言っているようなもの、と思います。
小学6年生の桜志と雪。
2人で話していたところに、桜志の同級生達が現れ、雪は声を発し挨拶をします。
同級生達は、雪の声を変と笑い、雪はその口を読んでしまい、涙。
桜志は励ます事も出来ず…。
その日から、雪は声を発する事が無くなったのでした。
場面は戻り、帰り道の桜志。
雪を想い、泣きながら、桜志は走り、深時の家へ。
そこには畑やんもいました。
桜志は、深時と畑やんに、『雪を諦める前にやらなきゃいけない事がある』と言い出します。
小さい頃からの、桜志の雪への想いは、根深いです。
私は雪と逸臣を応援していますが、ついつい桜志の事も応援したくなってしまう位…。
桜志は意地悪ですが、雪への想いは強いんですよね。
やらなきゃいけない事、とはなんでしょう。
気になります。
Sign.42 逸臣の世界(前編)
逸臣と侑が再会し、そこにいた雪の事を、逸臣は、『大事な彼女』と侑に紹介します。
侑は波岐くんの彼女!?と目を輝かせ、キュンキュンしだします。
去り際、侑はまた香成さんと飲もうと言い残します。
翌日の朝、逸臣は侑の事を雪に説明します。
バックパッカー先の台湾で出会い、その後イギリスでばったり会い…。
同い年で、実家も割と近く、懐かれた、と。
その日の夜。逸臣は、雪に子供の時の話をします。
それは、逸臣が7歳の誕生日を迎えた時。
父と一緒に、とある国へ行きました。
そこで心に残ったのは、自分と同い年位の子供達。
やせていて、服はボロボロで、小さな手で物乞いをしていました。
そこから逸臣は、発展途上国の子供達の事を調べるようになりました。
調べている内に、発展途上国の子供達の支援をしている日本人のブログを見つけます。
それが、香成さんとの出会いでした。
逸臣は、雪に、香成さんは憧れだと語ります。
Sign.43 逸臣の世界(後編)
ブログにコメントした事をキッカケに、逸臣は香成さんとたまに連絡を取り合うようになります。
逸臣が10歳になった時、やっと香成さんに会う事に。
そして、香成さんの紹介で、逸臣は、先住民の子供と手紙のやり取りを始めます。
そこで出会ったのは、ソアンという8歳の男の子。
手紙のやり取りをしている内に、将来の夢の話に。
逸臣は、世界の子供が幸せになる手助けをする事と答えます。
逸臣が12歳の時。
忙しくて手紙が中々出せなかった逸臣。
でも、実は、ソアンが感染症で亡くなっていた事を、香成さんから聞かされます。
逸臣は、ソアンとの最後の手紙を見返します。
ソアンの夢は、毎日3食食べられる生活を送る事。
逸臣の夢が叶いますように、そう書かれた手紙に、逸臣は涙します。
ソアンの死を聞かされたのは、三日月の夜。
逸臣の、手のタトゥーは、その夜の事を忘れないためのものなのでした。
逸臣の過去、衝撃的ですね。
世界の子供を思うと、何かしたいと考えてしまうのは、納得がいきます。
そして、こんな過去があれば、尚更そう考えてしまうのは、当たり前に感じます。
逸臣の手のタトゥーの意味も、納得です。
Sign.44 出会えたふたり
16歳になり、逸臣は、日本を知らずに世界を知っていきたくなかったという理由で、日本に帰ってきました。
雪は、逸臣の話を聞き、涙を流します。
タオルを持ってきてくれた逸臣を、思わず抱きしめる雪。
雪は、逸臣が、小さな頃から色んな物を背負いすぎだと思います。
私達は、すごく遠い、と。
そんな雪に、逸臣は、あと一つ、一番大事な事を言わせてと言います。
実は、逸臣が雪にこの話を出来なかったのは、雪が逸臣の夢に遠慮して、甘えられなくなるのが怖かったから。
話をする前に、逸臣は、深い息を吐きます。
その事で雪は、一番弱くて大事な事を話そうとしてくれていると感じます。
逸臣は、ソアン位の年齢の子を見ると重ねてしまうと話します。
そして、雪に対し、もっと甘えてほしいと言い、夢の事しか考えられなかったのに、出会ってごめんとは言わないと伝えます。
逸臣は、手話を交え、雪に『好き』を伝えます。
その日から、雪と逸臣は同じベッドで寝る事に。
寝る前、逸臣のスマホに、桜志からメッセージが。
それは、雪と3人で会おう、という内容なのでした。
雪と逸臣の想いが、更に強く重なった夜だと私は感じました!
もっとうまく伝えたいのですが、伝わりますでしょうか…!
ぜひこの話を読んで、私と同じ気持ちを味わってほしいです。
雪と逸臣が出会えた事に、私も感謝します!
特別番外編 TVアニメ『ゆびさきと恋々』アフレコレポ
タイトルの通り、TVアニメ版のアフレコレポです!
それぞれの役を演じた声優さんの事が描かれているので、アニメから『ゆびさきと恋々』を知った方も楽しく読めると思います。
作品データ
作者:森下 suu
タイトル:ゆびさきと恋々
巻数:11巻(41話〜44話、特別番外編)
出版社:株式会社 講談社(KCデザート)
今回は、内容が濃くて大事な巻でしたね…!
雪と逸臣の絆が深まった気がします。
そして、桜志の『やらなきゃいけない事』とは何なのかも気になります。
気になる続きの12巻は、2025年1月頃発売予定との事。
私と一緒に首を長くして待ちましょう!!
最後までお読みいただきありがとうございました(^^)