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林修の今でしょ講座 美容・健康

血管には緑茶!効果的な淹れ方と飲むタイミングや量・茶がらレシピ|林修の今でしょ

投稿日:2018年10月23日 更新日:

 

林修の今でしょ講座

 

「林修の今でしょ!講座」で、健康長寿の人が良く飲むお茶についてやっていました。

その中から、名医が選んだ血管にいいお茶「緑茶」について、番組の内容をまとめました。

 



 

 

番組情報

テレビ朝日

10/23 (火) 19:00 ~ 21:48

林修の今でしょ!講座 3時間スペシャル

「お茶」と「魚の缶詰」の驚き健康パワーを徹底的に学ぶ3時間SP

■出演
MC:林修、進行:松尾由美子(テレビ朝日アナウンサー)
講師:お茶の研究20年以上の松井輝明先生、大妻女子大学名誉教授 大森正司先生
学友:知念侑李、八木亜希子、ビビる大木

 

健康長寿1000人がよく飲むお茶ベスト10

健康長寿の人が飲んでいるお茶は、アンケートの結果次のようになりました。

1位:緑茶(血管)
2位:麦茶(睡眠)
3位:ほうじ茶
4位:ウーロン茶
5位:紅茶
6位:ルイボスティー(毛細血管)
7位:玄米茶(血糖値)
8位:どくだみ茶(腸)
9位:プーアル茶
10位:ごぼう茶

番組ではこの中から、名医が健康によいお茶5つを選んでくれました。

お茶は、淹れ方や飲むタイミングなどを間違えると、効果が台無しになってしまうのだそうです。

ここでは、第1位に選ばれた「緑茶」についてまとめました。

 

「緑茶」は血管によいお茶

血管の詰まりによい作用が期待できるお茶は「緑茶」です。

緑茶に含まれる「エピガロカテキンガレート」という成分が、コレステロールを減らす効果があるとされています。

カテキンには8種類ありますが、緑茶に含まれる主なカテキンは次の4つです。

①エピカテキン

②エピカテキンガレート

③エピガロカテキン

④エピガロカテキンガレート

似たような名前で、違いがあるの?と思いますが、この中の「④エピガロカテキンガレート」が、血管の悪玉コレステロールを減らす作用が期待できるのです。

 

緑茶の「エピガロカテキンガレート」の働き

食事でとったコレステロールは、小腸から吸収され血管へ入っていきます。

食べ過ぎると小腸で大量に吸収されたコレステロールが血管の中で大渋滞を起こし、一部が悪玉コレステロールに変化してしまいます。

 

悪玉コレステロールが増え過ぎないように活躍するのが緑茶に含まれる「エピガロカテキンガレート」です。

「エピガロカテキンガレート」の

①小腸から吸収されるコレステロールを減らす

②コレステロールを便で体外へ排出するのを促す

この働きにより、悪玉コレステロールが蓄積されるのを防ぐ効果が期待できるのです。

いろいろなお茶に含まれている成分ですが、特に緑茶に多く含まれています。

「エピガロカテキンガレート」は、発酵の過程で減ってしまうので、発酵させていない緑茶に多く残っているのです。

 

 

健康により効果的な「緑茶」の飲み方

緑茶の「エピガロカテキンガレート」をより多く摂取できるように、医学的に正しい「緑茶」の飲み方のあれこれです。

■エピガロカテキンガレートがよく出る緑茶の淹れ方

エピガロカテキンガレートは70℃~80℃が一番よく出るので、ポイントは「お湯を少し冷ます」です。

<淹れ方>
①お湯を湯のみに注ぎ冷ます
②湯のみのお湯を急須に戻し少し冷ます

 

■お茶を水で淹れると?

水で緑茶を淹れると、「テアニン」という成分がでます。

テアニンはカフェインを中和して、リラックス効果が期待できます。

 

■1日に何杯飲めばいい?

「脳梗塞のリスクを減らすには、1日に5杯以上飲むとよい」

これは、東北大学 栗山進一教授の研究で、40~79歳の男女4万500人を対象に調査した結果だそうです。

1日に1杯の人と5杯の人で比べると、5杯飲んだ方が、男性42%、女性62%も脳梗塞のリスクが低いという結果が出ました。

また最近の調査では、静岡県の100歳以上の8割の人が、緑茶を1日5杯以上飲んでいました。

 

ただし、緑茶にはカフェインもあるので、たくさん飲めばいいというわけではありません。

1日のカフェイン摂取量は、健康な成人の場合400㎎以下であれば、健康リスクへの心配は少ないと言われています。

緑茶は湯のみ1杯でカフェイン量は約20㎎です。

計算では20杯まで大丈夫ですが、緑茶以外の飲み物も飲むことを考えると1日10杯程度までが適量とのことです。

 

■トクホの緑茶と普通の緑茶の違いは?

トクホのお茶は人を対象とした実験で、効果があると確認できたお茶です。

とても厳しい審査があり、通るのは大変なのだそうです。

松井先生によると、商品によって異なりますが、自分で淹れるお茶よりもトクホのお茶の方がカテキンの量は多いとのこと。

トクホのお茶は、「1日1本まで」などの注意書きがありますが、1日摂取量の3倍の量を飲んだ試験で安全性を確認しているので、多少多く飲んでも大丈夫です。

ただ、多く飲めばカフェインも多く摂取することになるので、1日1本が適量でしょう。

 

■飲むタイミングは?

血管にコレステロールをためない緑茶を飲むベストタイミングは、「食後3時間」

食事でとったコレステロールは、約3時間で小腸に到達します。

そのタイミングを見計らって飲むと、小腸へのコレステロールの吸収を抑えることができます。

 

■エピガロカテキンガレートを、飲む以外で最大限にとる究極の方法

「お茶がらを食べる」

カテキンはお茶に40%出ますが、残り60%はお茶がらに残っています。

お茶がらの方が多いんですね。

また、緑茶のティーバッグは、お茶を細かくすり潰しているのでカテキンが出やすいそうです。

お寿司屋さんの粉末のお茶もよいとのこと。

 

■お茶がらを美味しく食べるレシピ

・お茶がらを入れて作る「お茶がらチャーハン」

・スムージーにお茶がらを入れて作る「お茶がらスムージー」

・お茶がらとジャコの和え物

・お茶がらに鰹節とポン酢をかけて食べる

・お茶がらを入れた天ぷら

など

なるほどです。

特別なお料理を考える必要はなくて、普段のメニューに加えるだけで、美味しく食べられそうですね。



 

 

■緑茶と相性の悪い食材

「レバー」

緑茶のタンニンは、鉄分の吸収を抑制するので、鉄分の多いレバーとの相性はよくありません。

せっかくの鉄分を十分に吸収することができないので勿体ないです。

特に貧血気味の人は、鉄分×緑茶は避けた方がよいでしょう。

 

まとめ

緑茶のエピガロカテキンガレートは、

・悪玉コレステロールが蓄積されるのを防ぐ

・70℃~80℃が一番よく出るので、少し冷ましたお湯で淹れる

・1日5杯以上飲むと血管によい働きがより期待できる

・トクホのお茶はカテキンの量が多いが、カフェインも含まれているので1日1本が適量

・緑茶を飲むタイミングは、食後3時間

・緑茶の栄養を最大限とるにはお茶がらを食べる

・緑茶は鉄分が多い食べ物と一緒にとらない方がいい

 

 

さて、いかがだったでしょうか。

食後のお茶、割とすぐに飲んでいました(^^;

これからは、時間を気にして飲むようにしようと思います。



 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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