林修今でしょ|コロナ対策マスクの効果・外したマスクどうする?洗い方や素材は?
投稿日:2020年6月24日 更新日:
コロナウイルスが流行り出してから、マスクをして外出するのが日常的になってきました。
中には何度も洗って使えるマスクもありますが、最適なマスク素材は一体何なのでしょうか?
また食事の時などにマスクを外した後はどうすればいいのか?
今回は「林修の今でしょ!講座 3時間スペシャル」の中からマスクについての記事をまとめました。
マスクのことを教えてくださったのは日本感染症学会専門医・日本歯科大学市川総合病院の寺島毅先生です。
番組情報
テレビ朝日
6月23日(火)19:00~
林修の今でしょ!講座 3時間スペシャル
緊急企画!!第2波を防ぐ!コロナ対策(秘)最新研究
・マスクは本当に予防効果があるのか?
・最適なマスク素材は何?正しい洗濯法も…洗濯機やひなた干しはNG!?
・外したマスクは要注意…食事中の正しい保管法は?
■出演者
【MC】林修
【学友】東山紀之 室井滋 伊集院光 伊沢拓司 岡副麻希 中山秀征 足立梨花 石田明(NON STYLE)
【講師】福山貴昭(ヤマザキ動物看護大学)
寺嶋毅(日本感染症学会専門医・日本歯科大学市川総合病院)
松本忠男(病院清掃30年)
水野泰孝(グローバルヘルスケアクリニック院長)
天野聖志(天野歯科医院院長)
マスクでコロナウイルスは予防できるの?
今や着けるのが日常的になったマスクですが、WHOではマスクは感染リスクの削減に根拠はないという意見もありました。
というのも新型コロナウイルスは小さく、マスクの目の隙間を通過してしまうからという理由があったからでした。
検証実験
今年5月に香港大学でハムスターによる実験が行われました。
新型コロナウイルスに感染したハムスターのケージの隣に、感染していないハムスターを置きます。
その間に換気扇を設置して飛沫が飛ぶのと同じ状態にすると、7日以内に66.7%が感染しました。
次に感染していないハムスターのケージにマスクを着けて実験を行うと、33.3%に半減しました。
逆に感染している方のハムスターにマスクを付けると、感染率はさらに下がって16.7%になりました。
コロナはマスクである程度の予防効果が期待できる?
ウイルスがBB弾くらいの大きさとして、飛沫は風船くらいの大きさです。
ウイルスが飛沫についているとマスクの目より大きくて通過できないため、ある程度の予防効果が期待できるということでした。
そのためマスクは飛沫飛散防止や感染予防にある程度の効果ができるのではないかというのが寺嶋毅先生のお話でした。
外したマスクを清潔に保つ!ティッシュサンド
食事の時などに外したマスク、どうしていますか?
畳んでポケットに入れたり、机の上にそっと置いたり・・・正直、どうすればいいのか分かりませんでした。
先生が教えてくれたのは『ティッシュサンド』という方法でした。
まず机にティッシュを広げて置きます。
その上に外したマスクを、口につける部分を下にして置きます。
この上にティッシュをもう一枚重ねます。
これがティッシュサンド!
ポケットなどに入れる場合は、マスクの外側をティッシュで包むように折ってポケットに入れます。
その他に使い捨てのポリ袋がある場合は、その中に入れるとより清潔に保てるということでした。
外すと置く場所に困るからと、マスクをアゴにずらして飲食をする人もいますが、それだとアゴについていたウイルスを吸い込む可能性があります。
やはり一旦外した方が良いということでした。
マスクをアルコール除菌して再利用は?
マスクが品薄だった頃、アルコール除菌して再利用して使われていた方もいたのではないでしょうか?
しかしアルコール除菌したマスクを付けると、アルコールを直接吸い込む危険性があります。
またマスクの生地を傷めて性能を下げてしまう可能性もあるので、よくないということでした。
熱中症にも注意!
暑い中で顔の温度を測ったところ、マスクなしだと顔の温度が36℃前後だったのに対し、マスクをすると数分で40℃を超えている部分がありました。
体温が上がることで脱水症状を起こしやすくなり、熱中症のリスクも高まります。
またマスクをしていると喉が潤うため、体が水分不足になっていても気づきにくく、知らない間に熱中症になっていることも多いのです。
熱中症予防には水分補給と塩分補給!
熱中症予防には喉が渇いていなくても1時間に1回100ml水分補給をすることが大事ということでした。
一気にたくさん飲むのではなくこまめに飲むのが大事で、目安としてはペットボトル500mlの飲み物を5回に分けて1時間に1回飲みます。
同時に塩分補給も大事で、スポーツドリンクや塩飴などで補うようにということでした。
汗でマスクが濡れたらすぐにマスク交換
マスクが濡れると通気性が悪くなるため、苦しくなったり熱がこもりやすくなったりします。
また熱中症のリスクも高まるということです。
濡れたマスクは衛生的によくないため、マスクが濡れる前にこまめに汗を拭くか、予備のマスクを持ち歩くことが推奨されていました。
マスクの素材によっての差はあまりない
マスク着用の一番の目的は飛沫を飛ばさないことなので、そういう意味では素材に大きな差があるわけではないということです。
市販のマスクは目の細かさが確保されていれば素材で効果は大差ないようですが、手作りの時は目の粗い素材は避けるようにということでした。
マスクの正しい洗い方&干し方
マスクは繊維を傷めないように必ず手洗いをし、陰干しすることが推奨されていました。
洗濯機で洗うとマスクの目が粗くなり、飛沫を防ぐ効果が低下してしまうそうです。
また日光に当てて干すと繊維が縮んでしまうためNG。
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繰り返し使えるマスクは、手洗い&陰干しなんですね。
日に当てたほうが、殺菌されていいかと思っていました(^^;
梅雨のこの時期、陰干しでOKというのはありがたいかも。
最後までお読みいただきありがとうございました。