夏野菜の栄養効果・医師が選ぶ体に良い夏おすすめの旬野菜ベスト5/林修今でしょ
投稿日:2018年6月12日 更新日:
現役の医師は、夏にどんな野菜を意識的に摂っているのか、100人にアンケートを行った結果をまとめています。
医師が選んだ、本当に体によい夏野菜ベスト5です。
選ばれた野菜には、どのような栄養価があるのでしょうか。
「林修の今でしょ講座5/16」からまとめました。
夏野菜の魅力
・日光を浴びて、色鮮やかな野菜が多いが、この色にも栄養素がたっぷりある
・暑い気温に耐えられる栄養素も入っている
医師が選んだ、本当に体によい夏野菜ベスト5
第5位:赤パプリカ
■5月から7月が旬
■不足すると肌荒れの原因にもなるビタミンCが豊富に入っている
赤パプリカ1個分の中に、トマトなら15個分、みかんなら7個分のビタミンCが含まれる
■パプリカは、成長の度合いで色が変わる
■色は10種類あるが、赤パプリカがダントツでビタミンCが多い
■ビタミン C の効能は、シミ・シワ対策、遺伝子のコピーミスを防ぐ
・人は遺伝子のコピーによって新陳代謝が行われる
・その遺伝子のコピーミスは、加齢や病気などで起こる
・遺伝子のコピーミスを減らすことで病気を防ぐことができる
・ビタミン C には、遺伝子のコピーミスを減らす機能がある
・遺伝子のコピーミスは子孫にも影響を与える
赤パプリカをおすすめする理由
・豊富なビタミン C で夏の日焼け、肌荒れを撃退
・ビタミン C には、遺伝子のコピーミスを減らす機能があり、病気を防ぐことができる
赤パプリカの栄養素を最大限に引き出す調理法
・柔らかくなるまで煮て、煮汁ごといただく
・鰹節をかけると、煮汁をもれなくいただけて、タンパク質も補給されるのでおすすめ
■簡単レシピ
パプリカの煮浸し
①パプリカは繊維に沿って縦に切る(苦みがでない)
②魚粉、醤油、みりん、水を入れ、 蓋をして弱火で15分煮る
魚粉を使うことで、出汁がいらない
縦に切ると甘みが出て、苦みが抑えられます
第4位:ミニトマト
■5月から6月が旬
■トマトには抗酸化力が高いリコピンが多く含まれている
■ミニトマトのリコピンは、トマトの3倍含まれている
■ミニトマトの方が皮の表面積が広い。皮の部分にリコピンや、カロテン、ビタミン B 2、食物繊維、ビタミン Cなどの栄養素が多く含まれており、 全ての栄養素においてミニトマトの方が含有量が多い
ミニトマトをおすすめする理由
・食物繊維が腸内環境を整え、免疫力を上げる
・夏風邪を予防する
・リコピンは抗酸化力が高いので、体を錆びさせない
・リコピンの抗酸化作用には、癌を抑える作用もある
ミニトマトの栄養素を最大限に引き出す調理法
・刻んで食べた方が栄養素が吸収されやすくなる
・切って空気に触れると栄養素が壊れてしまうため、オリーブオイルで和えるとコーティングされてよい
・リコピンは油に溶けて、油と一緒に頂くことで小腸まで届き、より吸収される
・トマトは冷蔵庫より常温保存の方が、追熟され甘み・栄養価がアップする
夏は2~3日、冬は7日程度がおすすめ
第3位:青じそ
■5月から8月が旬
■漢方に使われるほどの栄養価がある
■青じその香り成分はペリルアルデヒドで、抗菌作用があるため、食中毒予防ができる
■青じそにはカロテン(人参よりも多い)、ビタミンk、 ビタミン B 2、食物繊維が多く含まれている
■カロテンには炎症を抑える効果がある
青じそをおすすめする理由
・食中毒予防
・栄養価が高く、炎症を抑える効果がある
青じその栄養素を最大限に引き出す調理法
・香りを活かすために刻んで生で食べると良い
・ 炊いたご飯に和える程度の熱は大丈夫
・青じそとみょうがを和えて薬味ソースにするのがおすすめ
第2位:枝豆
■6月から9月が旬
■枝豆はタンパク質が豊富
■疲労回復に良いビタミン B 1が豊富
枝豆100gに含まれるビタミン B 1は、にんにく2.5個分
枝豆をおすすめする理由
・筋肉増強
・夏バテ予防
枝豆の栄養素を最大限に引き出す調理法
・枝豆の塩ゆでは、栄養が流れ出てしまうためおすすめしない
・炊き込みご飯にすると、水に溶け出す栄養素もれなく頂ける
・ 鮭にはビタミンD、アスタキサンチンが豊富に含まれている
アスタキサンチンはビタミン C と比べて抗酸化力が約6000倍ある
枝豆と鮭を炊き込みご飯にすれば、枝豆にはないビタミン D を補うことができる
第1位:モロヘイヤ
■6月から9月が旬
■モロヘイヤにはカルシウムが豊富に含まれている
モロヘイヤ100gに含まれているカルシウムは、生めざしなら4尾、しらす干しなら約120g に匹敵する
モロヘイヤをおすすめする理由
・夏のだるさやイライラを解消
モロヘイヤの栄養素を最大限に引き出す調理法
・ 細かく刻むとよい
・刻むことでネバネバ成分やペクチンがより多く出る
・ネバネバ成分は腸内環境を整えて免疫力をアップする
・細かく刻みスープにして煮汁と食べるとよい
こんな記事もあります。
・林修の今でしょ講座・老けない最強油No.1.名医注目最新油.米油.ナッツオイル.Q&A
・林修の今でしょ講座・健康長寿油ベスト5.亜麻仁油.ごま油.オリーブオイル効果
まとめ
第1位:モロヘイヤ
・夏のだるさやイライラを解消
・ネバネバ成分は腸内環境を整えて免疫力をアップする
・細かく刻みスープにして煮汁と食べるとよい
第2位:枝豆
・筋肉増強
・夏バテ予防
・枝豆と鮭を炊き込みご飯にすれば、枝豆にはないビタミン D を補うことができる
第3位:青じそ
・食中毒予防
・青じそとみょうがを和えて薬味ソースにするのがおすすめ
第4位:ミニトマト
・食物繊維が腸内環境を整え、免疫力を上げる
・夏風邪を予防する
・刻んでオリーブオイルで和えるとコーティングされてよい
第5位:赤パプリカ
・豊富なビタミン C で夏の日焼け、肌荒れを撃退
・ビタミン C には、遺伝子のコピーミスを減らす機能がある
・柔らかくなるまで煮て、煮汁ごといただく。鰹節をかけると、煮汁をもれなくいただけ
さて、いかがだったでしょうか。
今では色々な野菜を1年中食べることができます。
でも旬の野菜は、栄養が豊富です。
今回のランキングも参考にして、暑い夏を元気に乗り切りたいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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