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監察医と検視官仕事内容の違い、年収や3Kの現状、法医学者になるには

投稿日:

 

法医学2

 

私の好きなドラマのジャンルで、法医学ミステリーがあります。

最近では、石原さとみさん主演のドラマ『アンナチュラル』がありますが、波留さんの『BORDER』や、内野聖陽さんの『臨場』なども好きで観ていました。

ドラマは監察医や検視官に焦点をあてて作られていますが、その仕事内容の違いなど、よく分かっていません。

法医学ミステリードラマをより楽しめるのではないかと思い、監察医と検視官の違い、仕事の内容や法医学者を取り巻く現状について調べてまとめました。



 

 

法医学医とは

医学に基づいて、法律的に重要な事実関係を鑑定して解明し判断を下す仕事

簡単に言えば、事故や事件などの被害者の遺体を解剖して鑑定をする仕事です。

 

解剖にまわるまでの主な流れ

人が亡くなったあと、どのような流れで解剖にまわるのか、主な流れをまとめてみました。

調べてみたら、とても複雑で、まとめるのはちょっと大変でした。

上手くまとめられたかどうか、分かりませんが・・・。

素人の私がまとめたものなので、正確ではないところもあるかもしれませんが、ご了承ください。

 

 

人が死亡すると
  ↓

医師による検案

検案は医師法(厚労省)に基づいて、病死か変死(異常死体)かを医師が判断する。

病死

・治療中の患者が、治療中の傷病で亡くなった場合は、医師が死亡診断書を書く

・遺族の承諾のもとに病理医が病理解剖を行う

※病理解剖は、病気の状態、病気の診断と治療効果を判定する目的で行われる

異常死

・病死以外の場合は、異常死体として警察に報告される

 

検視官による検視(事件性の有無)

・検視は検視官が行う

検視は刑事訴訟法(主に警察庁)に基づいて行われる

・検視は医師立ち合い(検案)のもと行われる

・検視官は警察官の一職種

・人が死んだ事案で事件性の有無を判断する

・実際に足を運んで調査する。状況を目撃した人に聞き取りもする

検視官はあくまでも事件性の有無、死亡した原因を見極めるだけ

・事件性がある場合、解剖に回される

・刑事として10年以上か、殺人事件などの捜査に4年以上の経験が必要

・警察大学校で法医学などの専門教育を受けなければならない

 

司法解剖(事件性がある場合)

アンナチュラルピンセット

警察からの依頼によって司法解剖が行われる

刑事訴訟法(主に警察庁)に基づいて行われる

・死因、創傷の部位・程度、成傷器の種類・用法、死後経過時間、血液型、その他参考事項などを明らかにし、鑑定書によって報告する

・この方面の学識経験者が嘱託され、主に医科系大学の法医学専門家であることが多い

・大学から離れた地域においては、臨床医家(多くは警察医)の場合もよくある

 

病死以外のすべての案件を扱う行政解剖(監察医解剖)

・監察医が行う

行政解剖を行う専門の医師を監察医という

死体解剖保存法(厚労省)に基づいて行う

・行政解剖は、自治体により依頼される

・司法解剖との違いは、司法解剖は事件性がある場合に行われる解剖であるのに対し、行政解剖は、死因が不明な案件に加え、伝染病、中毒、災害による死亡の疑いのある死体についても行うことである

・監察医は、検案しても死因を明らかにできなかったときに解剖することができる

・事件性がある場合は、検視のあとでなければ検案・解剖はできない

・鑑定のための解剖(司法解剖)が必要な場合には鑑定が優先する

・遺族の承諾による解剖も監察医が行う

・監察医が置かれているのは政令で定める都市で、東京都区内および大阪、京都、横浜、名古屋、神戸、福岡である

・監察医制度がない地域は、大学の法医学教室が中心となり、監察医制度に準じたことが行われている

 

まとめ

上記の他、警察に届出があった死体の死因や身元確認のための解剖もあります。

上記の流れからいくと、事件性がある場合はまずは司法解剖が行われるようです。

それでも死因が分からなくて、行政や遺族の依頼を受けて行うのが行政解剖になるのでしょうか。



 

 

法医学者の現状、年収と3K

法医学ミステリーを観ていると、法医学者がカッコよくて、自分もなりたい、と思う人もいるのではないでしょうか。

実際には、死体と向き合う大変な仕事です。

年収は700~900万と言われていますが、同年代の医師と比べると少なく、危険、臭い、キツイという3K

遺体解剖に10時間ということもあり、本当に大変な仕事で辞めていく人も多いとのこと。

先にまとめたように解剖には、大学の法医学専門家が協力をしていますが、本業の大学の仕事の他に、1人当たり年間約100人くらいの解剖をしているそうです。

各機関での予算も限られているので、人手不足というのが現状のようです。

そのため、死因究明の誤診があるとも推定されています。

 

法医学医になるには

大変な責任のある業務を任される法医学医です。

法医学医になるのも大変でした。

法医学医になるためには

・医師免許

・死体解剖資格

・機関長の推薦

・法医学教室での200例以上の法医解剖経験

・5回以上の学会報告

などが必要

日本法医学会の認定制度の審査を受けて、認定を受けなければならない。

多くの場合、法医学教室で研修医として経験を積んだ後、専門の研究機関などに就職する。

 

大変な道のりです。

それでもこの仕事をやりたい、という熱意がなければ、仕事に就くことも、続けることも難しいのではないでしょうか。

 

感想

法医学ミステリーのドラマは好きでよく観ていましたが、法医学、監察医、検視官・・・違いが分からず、何となく観ていました。

解剖には司法解剖と行政解剖があることを始めて知りました。

「監察医」は行政解剖をする人でした。

監察医制度がない地域もあるので、司法解剖も行政解剖も多くは大学の法医学専門家が関わることになり、誰が解剖するかの線引きは曖昧です。

ただ解剖が、どこの省庁の管轄でどの法律に基づいて行われるのかは違います。

それでドラマでは、法医学者が解剖したくてもできないジレンマが描かれていたりするのでしょう。

警察関係者とのこの辺のやり取りは、また違った目線で観ることができて、より楽しめるかもしれません。

 

さて、いかがだったでしょうか。

ドラマで描かれる監察医や検視官は、ドラマをみても大変な仕事だと感じます。

現実はもっと過酷な世界なのだと思います。

法医学者の働く環境が改善され、解剖率も上がることを願います。

 

それでは、

最後までお読みいただきありがとうございました。



 

 

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