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建造物ランキングベスト20結果発表!日本のスゴイ建物は?スゴイデスネ視察団

投稿日:2019年4月28日 更新日:

 

スゴイデスネ視察団

 

平成から令和へ時代も変わりますが、技術も歴史も後世に残したいという建造物とは?

外国人の建築のプロや観光客に聞いたランキング結果「ベスト20」の発表です。



 

 

番組情報

テレビ朝日
4/27 (土) 18:56 ~ 20:54
ニッポン視察団!平成から令和へ…後世に残したい!
「日本のスゴイ建造物ベスト20」
外国人プロ厳選!平成から令和に時代を超えて伝えたい建造物は?

■出演
MC:爆笑問題(太田光・田中裕二)
番組ナビゲーター:綾小路きみまろ
進行:井澤健太朗(テレビ朝日アナウンサー)
ゲスト:高橋英樹、古坂大魔王、生駒里奈

 

後世に残したい
「日本のスゴイ建造物ベスト20」ランキング結果

外国人の建築家と観光客を対象に189名に聞き取り調査を行った結果のランキングです。

さて、どんな建造物がベスト20に入るのでしょうか?

 

第11位~第20位

20位:高野山 根本大塔(和歌山)

神秘的な場所にある赤く美しい塔が、外国人観光客には印象的とのこと。

・弘法大師空海が修行の場所として開いた地に、シンボルとして建立

・9世紀後半、平安時代に建立

・高さ48m

・四角いベースの上に円形を重ねた構造で多宝塔といい、日本独自で発展した構造がすごい

現在建っているのは、昭和12年に再建された6代目で、その時に木造から鉄筋鉄骨コンクリート造に建て替えました。

高野山には117もの寺院があり、落雷などにより火災の被害に度々あってきました。

根本大塔も屋根についている九輪が金銅製のため、落雷があれば建物に落ちて出火するので、度々火災にあってきました。

現在は、特に重要な御影堂をドレンチャーという防火システムで守っています。

御影堂全体を噴水で囲むように、水の膜で建物を覆って類焼を防ぐ装置です。

昭和元年に金堂という高野山の本堂が火災にあった際、御影堂に火が燃え移らないように、屋根に味噌を塗って守りました。

そのお味噌が現在、「火除け味噌」としてお土産で売られています。

 

 

 

19位:東京駅 丸の内駅舎(東京)

赤い色が素敵と外国人観光客。

・重要文化財

・正面長334.5m

・鉄骨レンガ造

・大正3年(1914年)に完成

・昭和20年の東京大空襲で3階部分を焼失

・昭和22年(1947年)屋根だけ修復して使い続け、平成24年(2012年)に復元完了

昔のレンガは均一ではなかったため、均一に見せるのにかまぼこ型に膨らんだ「覆輪目地」という技術が使われています。

覆輪目地は、雨が降ったときの水切りもいいため、建物を保護する効果もあります。

 

18位:あべのハルカス(大阪)

ガラスの側まで近づける展望台に観光客もビックリ。

・ホテルや美術館などが入った複合施設

・高さ300m

・平成26年(2014年)完成

古くから、四天王寺から見える夕陽が有名だったため、あべのハルカスも夕陽を意識して設計がされています。

58階には、2本のダクトが作られていてその間から夕陽の光が差し込むように見えます。

なおダクトの間からの夕景が見えるのは、時期が限られています。

・4月下旬~5月中旬

・7月下旬~8月中旬

 

 

 

17位:平等院:鳳凰堂(京都)

シンメトリーが美しい建造物。

・建物の左右対称と、池に建物が映り、上下のシンメトリーもある

・1053年平安時代に建立

・建立から一度も火災にあうことなく残っている

2012年から始まった平成の大修理で、創建当時の塗料を解析して丹土(につち)という顔料が使われていることがわかり、平安時代の建物を美しくよみがえらせました。

 

16位:慈照寺:観音殿(銀閣)/(京都)

シンプルで侘び寂びを感じるデザイン。

■銀色ではないのになぜ銀閣?

平成22年に行った保存修理の際に、創建当時は漆仕上げだったことが分かっています。

漆塗りは光沢があり鏡のように映るため、水面から反射して建物に当たると銀色に見えたのではないか?とのことです。

 

15位:姫路城:大天守(兵庫)

お城総選挙第1位!

・平成5年(1993年)に日本初の世界文化遺産登録

・1609年築城

姫路城の天守は、3つの小天守と繋がった連立式という呼ばれるタイプで複雑な構造をしています。

攻め込まれたときのことを考えた造りになっているのです。

 

 

 

14位:札幌ドーム(北海道)

平成13年(2001年)に完成した、サッカー場と野球場という2つのグラウンドを持った施設です。

世界初の技術を使い、グラウンドの兼用を実現しています。

野球は人工芝、サッカーは天然芝ですが、天然芝は外で育てていて、サッカーの試合があるときにドームの中に移動させます。

ホヴァリングシステムといって、下から空気を送り込むことで芝の重量を1/10に軽くして移動させます。

ホヴァリングシステムを使うと約8300tのグラウンドが約830tになるそうです。

約1時間半で試合のできる状態になります。

 

13位:浅草寺:本堂(東京)

創建から1400年、飛鳥時代に建造されたと言われています。

現在建っているものは、東京大空襲で焼失したあと昭和33年に鉄筋コンクリートで再建したものです。

屋根にはチタンが使われています。

チタンは軽いため、土瓦と比べると1/5になります。

地震でも揺れが少なくなります。また強度もあります。

平成29年に採用されました。

チタンは加工が難しいため、瓦の形に大量生産した技術がすごいのです。

 

12位:梅田スカイビル(大阪)

空中庭園を持つ斬新なデザイン。

・平成2年着工

・平成5年竣工

・地上40階、地下2階建

・高さ173m

2棟の超高層ビルが最上部でつながっている特徴的な建物です。

構造計算上の難しさと、実際に工事をする難しさを見事成功させた、世界初の連結超高層建築です。

 

 

 

11位:東京都庁:本庁舎(東京)

外観のデザインが日本らしいと感じる観光客の人が多いようです。

これは都庁の壁面は、日本の伝統的な「障子」や町家の「格子」をモチーフにデザインしているからです。

・昭和63年着工

・平成2年竣工

・高さ243m(第一本庁舎)

完成当時は、日本一高いビルとして話題になりました。

都庁



 

 

第4位~第10位

10位:明石海峡大橋(兵庫)

200年使える大きな橋。

・塔と塔の間は1991mと世界最長

・昭和63年着工

・平成10年完成

・全長3911m

メンテナンスを怠らなければ、200年以上使える強く安全な構造になっています。

橋を吊るメインケーブルは直径1.1mで、その中に直径5㎜のワイヤーが約3万7千本入っています。

このケーブルを錆びさせないために、「ケーブル送気乾燥システム」という世界初のシステムを使っています。

24時間乾燥した空気を送り込み、ワイヤーに触れる部分の湿度を40%以下に保っています。

 

9位:GINZA KABUKIZA(東京)

平成25年にリニューアルした歌舞伎座。

歌舞伎座の劇場の上には29階建ての高層ビルがのっています。

「メガトラス」という力を分散させる工法を採用して、巨大ビルを支えています。

 

8位:日光東照宮 陽明門(栃木)

2017年に平成の大修理を終え、美しい姿をみることができます。

 

7位:鹿苑寺 舎利殿(金閣)/(京都)

 

6位:錦帯橋(山口)

デザインが素敵で、歩いて渡れるのがいいと外国人観光客。

・1673年江戸時代建設

・全長193.3m

岩国城と城下町を繋ぐ重要な橋として建設されました。

現在は桜の名所としても人気です。

木造で木の組合が珍しく、60t加重をかけても持つ橋です。

橋のパーツごとにそれぞれの特性を活かしたマツ、ケヤキ、ヒノキ、クリ、カシと5種類の木を使って耐久性を高めています。

また釘は柔軟性と強度のある和釘を使っています。

これまで定期的に架け替え工事を行っていますが、基本的な構造は変わっていません。

 

 

 

5位:神社 伊勢神宮 社殿(三重)

20年に一度、神宮内の社殿を造り替える式年遷宮。

1300年以上も繰り返してきた文化が素晴らしいと外国人建築家が評価します。

日本の宮大工の方も、同じ建て方、同じ技法、ほぼ同じ材料で続けてきたことがスゴイと言っていました。

 

4位:神社 厳島神社 社殿(広島)

建物と水や木などの自然の要素が、完璧に調和しているのが素晴らしいと評価。

季節や潮の満ち引きで見える景色が変わりますが、建造物が自然の中に溶け込んでいます。

現在の大鳥居は、8代目で明治8年に再建されました。

令和元年の6月から屋根のふき替えや塗装など調査・補修工事の予定です。



 

 

ベスト3

3位:東京タワー(東京)

昭和の職人が実現した東京のシンボル。

・昭和33年竣工

・高さ333m

・リベットを用いた接合が特徴

リベットは金属板などを接合するために使う部品で、ボルトやナットと違い取り外しが難しいため、半永久的に固定するものに使います。

東京タワーでは、リベットを約1000℃に熱くして柔らかくしたところを、専用のハンマーで打ち付けるという方法をとっていました。

 

2位:白川郷 合掌造りの家屋(岐阜)

外国人建築も評価するのは、雪に強い茅葺屋根です。

合掌造りでは45~60度の急こう配の屋根に、ススキを1m近く重ねることで、豪雪地帯という厳しい環境に耐える家を実現しています。

 

 

 

1位:東京スカイツリー(東京)

世界一高い電波塔。

・平成20年着工

・平成24年竣工

・高さ634m

・総事業費650憶円

評価のポイントは、地震対策です。

スカイツリーは、五重塔と同じように心柱を使って地震対策をしています。

高さ375mの心柱により、タワーの揺れを最大50%抑えることができると言われています。

 

スカイツリー

 

ランキング結果まとめ

1位:東京スカイツリー(東京)

2位:白川郷 合掌造りの家屋(岐阜)

3位:東京タワー(東京)

4位:神社 厳島神社 社殿(広島)

5位:神社 伊勢神宮 社殿(三重)

6位:錦帯橋(山口)

7位:鹿苑寺 舎利殿(金閣)/(京都)

8位:日光東照宮 陽明門(栃木)

9位:GINZA KABUKIZA(東京)

10位:明石海峡大橋(兵庫)

11位:東京都庁:本庁舎(東京)

12位:梅田スカイビル(大阪)

13位:浅草寺:本堂(東京)

14位:札幌ドーム(北海道)

15位:姫路城:大天守(兵庫)

16位:慈照寺:観音殿(銀閣)/(京都)

17位:平等院:鳳凰堂(京都)

18位:あべのハルカス(大阪)

19位:東京駅:丸の内駅舎(東京)

20位:高野山:根本大塔(和歌山)

 

 

さて、あなたはいくつ行ったことがありましたか?



 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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