羽生結弦引退理由になる?佐野稔解説夢の4回転アクセル成功の可能性
投稿日:2018年3月5日 更新日:
平昌オリンピックで金メダルを取り、連覇を果たした羽生結弦選手。
現在のモチベーションは、4回転アクセルジャンプを跳ぶことだそうです。
羽生結弦選手が、4回転アクセルジャンプを成功させる可能性を、佐野稔さんが解説しています。
羽生結弦選手の、4回転アクセルジャンプに対する思いと、成功の可能性、引退のタイミングについて、今までの羽生結弦選手の発言からまとめてみました。
羽生結弦が説明する4回転アクセル
4回転アクセルがどれだけ難しいジャンプなのかを、羽生選手自身が説明している場面があります。
外国特派員協会会見のムチャブリ質問
外国特派員協会会見でこんな質問がでます。
「4回転アクセルをやろうとしていると思うが、それがどんなジャンプになるのか、ここでみせてもらえなか?」
羽生選手の4回転アクセル解説
質問に答え、羽生選手が説明します。
羽生選手は、立ちあがって、首にかかった金メダルを、邪魔になると外します。
羽生選手の説明
「アクセルジャンプは、前側から跳んで、ココで半回転します。ここから1回転まわるから、半回転多くなってしまうんですね。
一概に4回転といっても、4回転半回らなくてはいけないので、普通のジャンプより難しい。
もっと技術的な説明をすると、後ろ向きで跳ぶジャンプと言うのは、手を横に回しながら跳べるので、回転をかけやすい。
アクセルジャンプは、手を後ろに持っていって、前にださなくてはいけないので、遠心力をかけずらい。
その上で4回転半回らなくてはいけないので、難しい」
ということでした。
身振り手振りで、分かりやすい説明でした。
では、この難しい4回転アクセルジャンプ、成功の確率はどのくらいなのでしょうか?
佐野稔氏が解説する、4回転アクセルジャンプの成功の可能性
佐野稔さんが、羽生選手が4回転アクセルジャンプを成功させる可能性について、話しています。
佐野稔さんによると、現在羽生選手が跳んでいる、トリプルアクセルにヒントがあるとのこと。
通常ジャンプを跳ぶときは、できるだけ脇を締めます。
脇を締め、軸を細くすることで、回転を速くしてまわります。
でも、羽生選手のトリプルアクセルは、脇があいていて、まだ余裕があるのです。
他の選手と比べても、羽生選手の脇はあいているのです。
それだけ開いていても、3回転半回れるので、脇を締めればもっと回れるということになります。
以前、別の番組で、女子のフィギュアスケーターでしたが、2回転と3回転のまわり方の違いを、脇の締め具合だと聞いた記憶があります。
2回転よりも、脇をもっと締めると回転スピードが速くなり3回転まわれると。
佐野稔さんは、羽生選手が4回転アクセルを跳べるようになるまで、1年かからないのでは?と言っていました。
羽生選手のアクセルジャンプにかける思い、夢の実現へ
羽生選手がアクセルジャンプこだわる理由を語っています。
羽生選手の恩師、都築先生の「アクセルは王様のジャンプだ」という言葉がきっかけだそうです。
都築章一郎コーチは、「世界は3回転ではなく、4回転の時代になるんだから、4回転もただ1種類ではなくて、5種類や6種類やる時代になるよ」という会話を羽生選手としていました。
11歳の羽生選手は、目標を記者に聞かれて、その頃からすでに、
「5回転とか、4回転半をやりたいです」と言っています。
4回転アクセルジャンプは、幼い頃からの夢なんですね。
平昌オリンピックでは、出場者24人中、4回転を跳んだ選手は16人
男子フィギュアの世界では、4回転を跳ぶのは当たり前になった時代。
まだ誰も成功していないのは4回転アクセルのみです。
羽生選手の性格から、4回転アクセルジャンプに挑戦するというのは分かります。
羽生選手の引退はいつ?
羽生選手が小さい頃、立てた目標が、
・19歳でオリンピック金メダル
・23歳でオリンピック連覇
・その後、プロのスケーターに転身
です。
羽生選手は、有言実行で、今まで夢、目標をクリアしてきました。
そうなると、この後はプロのスケーターに転身ということになります。
そして、羽生選手は、このように言っています。
「とるものはとったし、やるべきことはやった。モチベーションは全て4回転アクセルだけ」
モチベーションは4回転アクセル。
ここからは個人的な意見です。
羽生選手は、右足も左足も怪我をしています。
右足はまだ完治していません。
足の状態を考えても、あまり長く選手を続けることは考えていないように思います。
モチベーションは4回転アクセルと言っていますので、4回転アクセルが成功したら、引退するのではないでしょうか。
佐野稔さんは、羽生選手が4回転アクセルを成功させるのに、一年かからないのではないか、と言っています。
これが現実になると、寂しいですが競技で羽生選手を見ることができるのは、そう長くないのかもしれません。
前人未到の四回転アクセルジャンプ羽生選手ならきっと成功させることができると思います。
その瞬間を見れることを楽しみにしています。
ご覧いただきありがとうございました。