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羽生結弦 × 櫻井翔インタビュー全文・スケートを楽しみたい/平昌五輪

投稿日:2018年2月21日 更新日:

 

オリンピックメダル

 

男子フィギュアスケート、シングルで金メダルを獲り、66年振りの連覇を果たした羽生結弦選手、さまざまなメディアのインタビューを受けています。

今回は、嵐の櫻井翔さんとのインタビューをまとめました。

全文書いていますが、読みやすさを考慮して、省略している言葉もありますのでご了承ください。



 

 

インタビュアー・インタビュイー

櫻井翔:櫻井

羽生結弦選手:羽生

ナレーション:ナ

 

羽生結弦選手×櫻井翔インタビュー

櫻井:
四年前に見た表彰台からの景色と、今回連覇した上での表彰台からの景色と、何か違いましたか?

羽生:
自分の中の気持ちの重みとか、自分がかけてきた思いというか、そういうものは全然違ったなと思います。

やっぱり四年前はがむしゃらに頑張ってきて、割と「取れちゃったー」ってなんか素直に喜べるようなものだったけれども、今回は「獲ってやる」という気持ちがものすごく強くあったし、なんとか獲らなければいけないというプレッシャーもあったし、本当になんか、いろいろなものが込み上げてくるような金メダルだったと思います。

 

櫻井:
一方で、子供のころから具体的に夢とか 目標、計画的に思い描いてたと思うのですけど、19歳で金メダル、23歳で金メダル、これはご自身のプランとしていかがだったのですか?

羽生:
もちろんそういう風に立ててはいました。

櫻井:
あーそうなんだ…

羽生:
ただ、子供頃のねプランなんで、そんな簡単に人生うまくいかねーよって、自分に言い聞かせたいんですけど、ちっちゃい頃の。ただ実際にこうやって結果取れたので満足はしています。

 

ナ:
小さい時からスケートに明け暮れた羽生、その頃から口にしていたのが「目指せオリンピック金メダル」(当時11歳)
子供からの夢を叶えた。

 

櫻井:
計画通りに獲る人なんて、なかなかいないですから。

羽生:
そうですねぇ、そういう意味では本当恵まれていると思いますし、ある意味そういった、小さい頃からやっぱり計画だとか、目標だとか、具体的なものを積み重ねて、こうやってこれたのかなと思います。

 

平昌オリンピックまでの苦しみ

ナ:
平昌オリンピックまでの苦しみについて明かしてくれた。

羽生:
ある意味では、この試合最後までもつのか持たないのか、という不安はありました。

 

ナ:
オリンピックの3ヶ月前、王者を襲ったあのアクシデント。
4回転ルッツを飛びに行った時、右足首を怪我、その後の試合は全て欠場に追い込まれた。
試合の5日前に韓国入りした羽生、会見では、
「自分の中ではクリーンに滑れば絶対勝てるっていう自信はあるし、何も不安要素はないです。」

 

ナ:
絶対に勝てるなどと、意識して強い言葉を繰り返した。

そして迎えたフリー当日、6分間練習では四回転サルコウの模索が続く。
試合直前に同じジャンプを、繰り返し確認するのは異例のこと。
結局成功のポイントは見つけられないまま練習は終わった。
そして不安を抱えながら臨んだフリー。
※松岡修造さんのインタビューで、難易度を下げたことで、若干緊張感が和らぎ、6分間練習でジャンプが決まらなかったことで、緊張感が戻ったと言っています。魔物に助けられたと。

最初に飛ぶのは、その四回転サルコウ。
四回転サルコウは成功、怪我をした右足が耐え抜く。

2本目の4回転トーループも成功。
疲れの出る後半、もう一度四回転サルコウへ。

最後の3ルッツ(着氷が乱れる)、全体重がのしかかる右足は何とか踏ん張った。
(演技終了)この瞬間「勝った!」と叫んだ羽生。
すると足元を見つめ、耐え抜いた右足に手を添えた。

怪我を乗り越え世界の頂点に立った羽生、昨日の会見では、
「痛み止めで、なんとか飲んで飲んでというような感じだったので、痛み止めを飲まない状態では、到底ジャンプが降りられる状態ではないし、飛べる状態でもないというのは分かっています。」

 

櫻井:
やっぱりもしかしたら自分が思っているより心配だったのかもしれない、なんて言葉もありましたが

羽生:
心配だったのは本当に怪我のことだけです。

もちろん怪我に対してもですけれど、やってこれることは全部行ってきたとは思っているんですけれども、途中で完治ということ、治すということを諦めてしまったので、ある意味では この試合最後までもつのか、持たないのか、という不安はありました。



 

 

4年前の言葉

櫻井:
四年前ソチでお話をお伺いした時に、言葉を書いていただいたんですけれども、その時の言葉って覚えていらっしゃいますか?

羽生:
覚えてないですね、と笑う

ナ:
四年前のソチオリンピック直後、羽生が書いた言葉は「全力疾走」だった。

 

櫻井:
「全力疾走」って書いてくれてたんだけれども、改めて今、四年後に向けてっていうのは、どんな言葉が思い浮かびますか?

羽生:
四年後に向けて…一番最初に考えるのは「健康大事」(二人で笑う)、4文字で書くとしたら「健康大事!」

櫻井:
そっかぁ、痛感するところでしょうね、きっとね、一番向き合ってきたところ

羽生:
もうこの四年間、本当に色々あったので、病気、怪我、そして手術、本当に色んなことがあったからこそ、健康って本当に大事だなって思います。

これはスポーツだけじゃなくって、生活している方々も、みんなそうだと思うんですけれども、なるべく健康でいたいですね。

 

ケガとの闘い

ナ:
この四年間、怪我との戦いが続いた羽生。

2014年王者として臨んだ新たなシーズン。
しかし試合直前の練習で、羽生に思わぬアクシデントが。
中国の選手(エン・カン選手)と激突。
顎を7針縫い、耳の上もホチキスで止めるほどの大怪我を負ったのだ。

頭にテープを巻き再びリンクへ。
4回転に挑むが何度もジャンプを失敗。
結果は銀メダルだった。

全治2週間から3週間の大怪我を負った羽生。
さらに右足の関節も捻挫を、翌月には尿膜管遺残症と診断され腹部を手術。

鏡の前でジャンプのホームを確認する羽生。
リンクの外でも、スケートのことを考える日々が続いた。

実は平昌オリンピックの5ヶ月前にもアクシデントが。
「5か月前、去年9月」右膝に違和感を抱えていたのだ。

羽生:
本当にオリンピックに出るって言うことがまず一番大事なのに、それも結構危うい状況になるのは絶対ダメだなと。

 

ナ:
今回の平昌オリンピックでも怪我に悩まされてきた羽生、この四年間について試合終了後の会見で、

「なんか怪我ばっかりですね(と笑う)。できることをいろいろ探って頑張ってきたんですけど、漫画の主人公にしては、ちょっと出来過ぎなくらい設定が色々あって」

 

ナ:怪我を乗り越えての金メダル、そこには羽生ならではの考え方があった。

羽生:
オリンピック=金メダルだと思っているので、金メダル以外は敗北だと自分に言い聞かせて、常にやってきました。

 

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今後

櫻井:
今、具体的にこんな技をやりたい、こんな選手になっていきたいと言う、目標っていうのはあるんですか?

羽生:
4回転アクセルをやりたいなーっていうことは特に思っています。
誰も決めたことがないものですし、まだ挑戦すらもされていないものだし

 

ナ:
羽生が新たな挑戦に掲げたのは 4回転アクセル。

6種類あるジャンプの中で最高難度となるアクセルジャンプ、唯一前向きで踏み切りするため、他のジャンプよりも回転数が半回転を多くなる。

このアクセルジャンプを得意とする羽生、ショートではトリプルアクセルで、出来栄え点満点となる完璧なジャンプを決めた。

 

羽生:
はっきり言って、4回転以上は別次元みたいなものなので。

ただ僕にとっては、かなりアクセルっていうのはすごく思い入れのあるジャンプの種類でもあるので、何とかやりたいですね、はい。

 

ナ:
4回転アクセルの挑戦について、荒川静香さんは、
「羽生選手のトリプルアクセルの質を見ると、あともう一回転増やせそうな余裕が感じられるなとは思うんです。

羽生選手のジャンプの飛び方は、本当に上に高く上がるためと回るためとは、効率良いバランスで体が使われているので、高さと回転力に関しては4回転半も回れそうなイメージは湧きますね。

誰が一番早く4回転のアクセルに挑むかって言ったら羽生選手かなっていう感じはしますね。やり始めたら掴むまで早いんじゃないかとは思います。」

荒川静香さんは羽生の4回転アクセルに太鼓判を押す。

 

櫻井:
連覇の次の目標って言うと

羽生:
結果には、本当に満足していますし、自分が思っているよりも結構清々しい気持ちで今いるので、割と、もうこれからはスケート楽しもうって思ってます。

 

櫻井:
本当に連覇大変おめでとうございました。

羽生:
ありがとうございました。

 

 

櫻井:
お疲れのところありがとうございました。

と握手をする二人。

 

すると羽生選手が「写真撮ってもらってもいいですか?」とポケットからスマホを取り出す。

櫻井さんも「じゃあ僕もとってください」

 

羽生:
ソチの時も撮ってもらったし

櫻井:
よく覚えてるね

 

羽生:
何回も見てますもん、写真

 

そして金メダルを挟んで二人並び写真を撮る。

アイドル2人並んで、雑誌の表紙になりそうな感じでした(^^;)

 

握手をしながら改めて挨拶をし合う二人

 

そして櫻井さんは、羽生選手に「これからも頑張ってください」と言われ、「いえいえ」と照れ笑いでした。

 

感想

さて、いかがだったでしょうか。

ナレーションが多くて、櫻井翔さんらしさがなかったと思います。

ただ、ナレーションのあと、スタジオで答えている場面があったので、実際には櫻井翔さんが質問していたところもあったのかな、と思います。

 

いろいろなところでインタビューを受けているので、大体の話は聞いたことのある話でしたが、その中でも印象に残ったのは、「金メダル以外は敗北」「これからはスケートを楽しもう」という言葉でした。

 

「金メダル以外は敗北」羽生選手らしい言葉ですが、この言葉に支えられる時もあれば、プレッシャーを感じることもあったのではないかと、個人的には思いました。

「漫画ではできすぎ」と言っていますが、それだけ逆境に耐えたからこそ、ご褒美の結果があったのかもしれません。

羽生選手自身もそう言っています。「色んな幸せを捨ててオリンピックの為だけに生きてきた。今こんなに辛いから、この後幸せがあるんだとひたすら待った」と。

 

連覇を果たした羽生結弦選手、これからはスケートを楽しみたいと言っています。

楽しみながら滑る演技は、また違ったものになるのではないでしょうか。

とても楽しみです。ケガをしっかり治して、またリンクに戻ってくることを待っています。

 

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それでは、
最後までお読みいただきありがとうございました。



 

 

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