僕らは奇跡でできている10話|最終回あらすじ&感想
投稿日:2018年12月14日 更新日:
ほのぼのと描かれてきた「僕らは奇跡でできている」でしたが、前回後半では胸が苦しくなる展開となりました。
樫野木先生に「消えて欲しい」と言われた一輝が森へ出かけたところで終わり、今回はいよいよ最終回(12/11放送)です。
学生たちの変化
はじめは、一輝の変わった授業に戸惑い、積極的に参加してくることのなかった学生たちが、少しずつ一変化していた。
樫野木(要潤)とのトラブルをきっかけに一輝は学校を休み、カメのジョージとともに森へ出かけた。
そのため突然休講となってしまった一輝の授業だが、おとなしい性格で自分の意見を言えないタイプだった桜(北香那)が「課題を発表し合おう」という提案をして、全員が賛成した。
その後、休講になった授業の代わりにフィールドワークを行うと聞き、喜ぶ学生たち。
しかし同時に、一輝が今年度で退職するつもりだと知り、桜、須田(広田亮平)、琴音(矢作穂香)、新庄(西畑大吾)の4人はそれを何とか阻止しようと育実(榮倉奈々)に説得を頼む。
僕は皆さんでできている
森へ出かけた一輝は、そこで、これまで経験した悪い出来事の裏には、良い面も隠れていたことを思い出す。
「つらい気持ちだって光だから、これからも僕の光を広げていく」と何か決意した表情を見せた。
翌日、学校をやめると言い出した一輝に、周囲は驚いた。
特に、何事にも自由な一輝と自分の人生を重ね感情的になり、「迷惑なんだよ、消えてほしい」というひどい言葉を投げつけてしまった樫野木は、自分のせいではないかと考える。
一輝は、休講の代わりに学生たちへ提案したフィールドワークに、そんな樫野木も誘った。
当日、樫野木は元妻との結婚指輪をもって森を訪れた。
一輝と二人きりになった樫野木は、持ってきた結婚指輪を捨てるという。
それに対し、カプセルに入れて樫の木の下に埋めれば奥さんが帰ってくるという一輝。
それまで、フィールドワークをやらなくなった理由を家族のせいにしてきた樫野木は、自分の実力のなさを認めなくて済むために、そうしていたのだと語る。
これまでかたくなに話さなかった離婚の原因を「自分の情けなさを全部周りのせいにしていた。だから嫁が愛想をつかした」と一輝に話した。
学校をやめる原因が自分の言葉かと尋ねる樫野木に一輝は「樫野木先生のせいではなく、樫野木先生のおかげです」と答える。
一輝に学校をやめてほしくない学生たちが、やめる理由を直接訪ねると、驚きの答えが返ってくる。
「僕は皆さんでできている。今まで出会ったすべてのものでできている。宇宙に行きます。フィールドワークです。」
一輝は、宇宙にまで自分の光を広げる決意をしていた。
そのために水泳をし、ロシア語を勉強し、歯の治療を進め、学校をやめようと決めたのだった。
一輝の辞職理由を聞いた鮫島(小林薫)は嬉しそうに、「先生やりながら、準備したら?」とアドバイスする。
一輝の影響
これまで周囲の登場人物に影響を与えてきた一輝の決意は、さらに大きな影響力を持った。
樫野木は自分をネタにした面白い授業を準備し、新庄は沼袋(児島一哉)に弟子入りして動画配信を始めた。
100点満点中10点のテストをみた虹一(川口和空)の母は、丁寧な字を褒めた。
そして琴音は新たな恋に前向きな様子。
育実は今まで理由をつけてやらずにいたインプラントを行うことを決め、ブログを立ち上げた。
そんな育実に一輝は、自分が宇宙にいったら山田さんが退屈しないように時々訪れてほしいと頼む。
山田さんが実は本当の母親で、友達の大河原さんは山田さんが一輝のために作り上げた妄想の人物だったと衝撃の事実を聞き驚く育美だった。
そして最後は、山田さんや祖父が月を見上げ、宇宙服を着た一輝が宇宙で何やら作業をしているシーンで終わりました。
果たして一輝は本当に宇宙へ行ったのか?
🌎最終回おわり🌎
Большое спасибо!
(バリショーェ スパシーバ!)
#僕らは奇跡でできている #僕キセ #ありがとうございました #ジョージと一緒 pic.twitter.com/dVe3IjFrz5— 火9🐢僕らは奇跡でできている🐢 (@bokura_ktv) 2018年12月11日
こんな記事もあります。
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一輝の決意は想像以上に巨大なスケールで驚かされました。登場人物の反応や、影響力がそれを物語っています。
ラストのシーンで大河原さんの正体が明かされたことにも驚きましたが、山田さんの一輝へ対するちょっと変わった愛情表現の一つとしてほっこりとした気分になりました。
また、「僕らは奇跡でできている」の「奇跡」とは、今まで出会った人物や自分に影響したすべての事柄を指しているとわかり、すっきりとしたラストでした。
願わくば、また一輝の授業をみたいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。