年明けうどんとは?いつ食べる?意味由来・カップ麺や丸亀製麺もある
投稿日:2017年12月29日 更新日:
最近「年明けうどん」という言葉を聞いたりしませんか?
年越しは「年越しそば」ですが、年明けは「年明けうどん」、というのがテレビで紹介されていました。
「年明けうどん」って何だろう???
今までそんなのあった?
ということで、ちょっと調べてみました。
「年明けうどん」とは?
「年明けうどん」とは、白いうどんに紅いトッピングをすると紅白になります。
紅白のおめでたいものを食べて、その年の幸せを祈るというものです。
これは、年越しそばのように、昔からの風習というものではなくて、年明けうどん普及委員会などの団体が推奨している一種のイベントです。
※「年明けうどん」をPRしている構成団体
本場さぬきうどん協同組合、年明けうどん普及委員会、さぬきうどん振興協議会
年明けうどんの意味・由来
「年明けうどん」は、単に年明けにうどんを食べればいい、というものではなくて、ちゃんと定義があります。
(1)基本定義
うどんは、太くて長いことから、古来より長寿を祈る縁起物として食べられてきました。
「年明けうどん」は、純白で清楚なうどんを年の初めに食べることにより、その年の人々の幸せを願うものです。(2)具体的定義
「年明けうどん」とは、元旦から1月15日までに食べるうどんのことで、メニューとしてうどんに紅いトッピングなどを添えます。
「年明けうどん」は、紅白のおめでたいものを食べて、1年の幸せを願う、という意味があるんですね。
そもそも、昔からうどんが長寿を祈る縁起物だったということも、うどんを使って「年明けうどん」とした由来なのでしょう。
「年明けうどん」のトッピングに紅いものとは?
「年明けうどん」は、うどんの白と、上にのせる具材を紅にして、紅白にするのですが、紅色のものは、地域の赤いものをのせて食べるのだそうです。
例えば和歌山なら梅干しとか、福岡なら明太子とか?
福神漬けやクコの実をのせているところもありました。
地の物が思い浮かばないこともあると思いますが、梅干しや人参などは定番のようなので、地の物でなくても、身近な素材でもいいのかな、と思います。
「年明けうどん」はいつ食べる? 食べる時期
食べる時期は、元旦から1月15日までです。
約2週間あるので、年越しそばのように慌てなくてもいいですね。
ある程度の期間を設けることで、家庭で手軽に元旦のお祝いができるように、ということのようです。
「年越しそば」とは
今さらですが、「年越しそば」についても少し調べました。
年越しそばの由来は諸説あるので、辞書で調べた内容を載せます。
細く長くとの縁起から、大晦日の夜にそばを食べる風習。また、そのそば。
「年越しそば」は、やっぱり日本の文化、習慣なのですね。
年越しそばを食べるのは「大晦日の夜」とありますが、最近はお昼にお店で食べる人も多いように思います。
うちは、紅白歌合戦の後の除夜の鐘の頃に食べます。
お腹はいっぱいだし、寝る前なのに・・・と思いながらも、結構食べちゃいます。
だから年末年始は太るんですよね(・_・;)
「年明けうどん」のメリット
「年明けうどん」は、「年越しそば」のような日本の文化や風習ではありません。
でも、もしかしたら理にかなっているかもしれない、と思った点もあります。
私の個人的な意見ですが、まとめてみました。
①胃に優しいので、食べ疲れした体にちょうどよい
年末年始は、どうしても食べ過ぎ、飲み過ぎで、胃腸が疲れている人も多いと思います。
うどんは消化がよいので、疲れた胃腸に優しいと思います。
七草粥と同じような感じでしょうか。
②手軽にお祝い気分と幸せを祈る気持ちを込められる
「年明けうどん」を食べる期間が2週間あることと、身近な食材で作れるので、手軽だと思います。
③忙しかった主婦がちょっと一休みできる
年末年始って、主婦は忙しいと思いませんか?
お正月が終わって、一段落、ちょっと一休みしたいときに、「年明けうどん」にすれば、メニューを考えなくてもいいし、疲れた体に優しいし、簡単でいいな、と思いました。
血糖値や小麦が気になる方の食べ方の工夫
気になるのは、うどんの材料は小麦だということと、炭水化物なので血糖値が急激に上がる、ということでしょうか。
血糖値
血糖値については、副菜をおひたしなどにして先に食べるなど工夫すればよいと思います。
お酢もよいそうなので、ワカメなどの酢の物やもずく酢などもいいのではないでしょうか。
うどんの上にのせるものも工夫すれば、血糖値の急激な上昇を抑えられると思います。
卵もいいみたいなので、ゆで卵をのせるのも手軽でいいかもしれません。
うどん単体だと、栄養バランスもよくないので、野菜やタンパク質が摂れるような副菜やトッピングにしたいですね。
グルテンフリー
うどんの材料は小麦粉なので、グルテンフリーにしている人は敬遠しますよね。
フォーで代用したり、最近は、グルテンフリーの麺類がいろいろあるので、米粉のうどんを探してみるのもよいと思います。
『名古屋食糧 米粉で作ったうどん』や『こまち麺』などは、わりと評判がいいようです。
丸亀製麺の「年明けうどん」
丸亀製麺では、年末年始にかけて「年明けうどん」を提供しています。
白いうどんにトッピングは、海老の天ぷら、梅干し、よろこんぶにかけて、とろろこんぶなどです。
日清食品の「年明けうどん」
日清食品では、何年も前から「年明けうどん」の商品を出していました。
『どん兵衛』の「年明けうどん」
日清食品では、12月18日(180円税別)から『日清のどん兵衛 年明けうどん』を発売しています。
2009年から発売をしているそうで、年々売り上げは上がっているそうです。ぜんぜん知りませんでした(^^;)
こちらのトッピングは、大粒の「梅干し」よろこんぶにかけた「とろろ昆布」、「寿かまぼこ」などです。
『ごんぶと』 の「年明けうどん」
トッピングは「めでタイ」にかけた「鯛入りつみれ」や「運気をアゲる」にかけた「きざみあげ」などです。
さて、いかがだったでしょうか?
私は、今年はじめて「年明けうどん」というものを知りました。
でも何年も前からカップ麺など「年明けうどん」の商品は販売されていました。
他にも「年明けうどん」を提供しているお店や、商品もあるので、探すといろいろあると思います。
「年明けうどん」、じわじわと認知されてきているようです。
バレンタインや恵方巻のように、これから全国に定着していくのかもしれませんね。
それでは、
最後までお読みいただきありがとうございました。