セムラはシュークリーム？フィンランドの菓子由来・歴史・食べ方は？

セムラというお菓子をご存知でしょうか？

スウェーデンの伝統的な甘いお菓子です。

最近ではオスロコーヒーやIKEAなど、日本でも食べることができます。

見た目がシュークリームのようで、白い生クリームたっぷりで、女性には人気ですね。

スウェーデンの伝統的なお菓子ということで、その由来や歴史、食べ方などをまとめました。

セムラとは

セムラについて、簡単にご紹介します。

セムラは、スウェーデンの伝統的なお菓子。

カルダモン味のパンをくり抜きます。パンは甘い味です。

その中にアーモンドペーストと牛乳を混ぜ合わせたものが入れられ、その上にホイップクリームがのせてあります。

甘いパン＋甘いクリーム、ということで、かなり甘いお菓子のようです。

見た目はシュークリームみたいですね。

でもシュークリームとは似て非なるもののようです。

カルダモンと言えばカレーのときに使うスパイスです。

甘いお菓子にカレーで使われるスパイス？と意外な感じがしました。

でもよく考えてみたら、チャイに入っていたり、カルダモンコーヒーというものもあるらしいので、それほど意外ではないのかもしれません。

私自身、コーヒーにシナモンを入れるのが好きです。
アップルパイにもシナモンは使われます。
そしてカルダモンと同じように、カレーにも使われます。

そう考えたら「意外」という感じもしなくなりました。

セムラの言葉の由来

セムラのつづりは「semla」のようです。

「Semilia」というのもあり、こちらも由来に関係があるようです。

「Semilia」は小麦、「semla」はロールパンといった意味があるとのこと。

どちらにしても、セムラがパンということを現しているのだと感じました。

シュークリームに似てはいますが、パンなので、もっとずっしりしているものだということが分かります。

セムラの歴史

セムラの歴史はだいぶ古いようです。簡単にまとめてみました。

・18世紀ドイツから伝わる

・イースター（キリストの復活を祝う祭）の前に断食をしていた

・イースターの46日前の水曜日からイースターの前日までが断食期間

・断食に備えての断食の前に食べていた

・現在は断食をする人がいなくなった

・セムラというお菓子を食べる習慣が残り、お茶のお供として食べている

断食の前に食べるものだったのですね。

セムラは生クリームなども使っていて、素人目に見てもかなりカロリーがありそうです。

でも断食の前に食べるということで納得です。

体力をつけるために栄養価の高いものを食べたのでしょう。

セムラを食べる日を「Fettisdagen」と言うそうです。意味は「高カロリー（脂肪）の火曜日」

ダイエット中の人には、恐ろしい言葉ですね(^^;)

でも美味しそうで食べたくなります。

カロリーが気になる人は、何人かで行って、シェアするっていうのどうでしょう？

私は、誘惑に負けてしまいそうですが(^^;)

セムラを食べる時期

断食を行っていた頃の風習から、冬（クリスマス頃）から春にかけて（2月頃）のお菓で、その頃になるとお店に並ぶようです。

ただ、昔ほど厳密ではなくなってきているようで、クリスマスよりも早くから置いているところもあるようです。

最近では、伝統的なセムラの他に、変わり種のセムラも登場しているみたいです。

伝統的なものは残って欲しいし、新しいものに挑戦するという精神も素晴らしいと思います。

どこの国でも、同じようなことはあるのでしょうね。

私も、定番のものがいいと思うことがあれば、やっぱり新しいものはいいなぁ、なんてこともあります。

どちらもうまく共存していけるといいな、と思います。

セムラの食べ方

クリームがたっぷり挟んであるセムラ。ハンバーガーのようでちょっと食べにくそうですね。

食べ方を調べてみたら、シュークリームと似ていました。

・上のフタを手に取って、中のクリームをすくいながら食べます

・フタの部分を全部食べ終わったら下の部分を食べます

・下の部分は、自由にパクついてよいそうです(^^)

・その他に、温かい牛乳をかけてスプーンで食べる食べ方もある

牛乳をかけて食べるのは、あまり想像がつきません(^^;

でも、そういう食べ方があるということは、美味しいのでしょうね。

甘いパン＋牛乳・・・フレンチトーストとかあるので、そんな感じ？？？

さて、いかがだったでしょうか。

スウェーデンの伝統的なお菓子。

歴史を知ったら、もっとありがたくいただこうという気持ちになりますね。

ファスティングダイエットの前に食べようかしら・・・。

神聖な気持ちで食べれば、ダイエットも成功するかもしれません(^^;

それでは、
最後までお読みいただきありがとうございました。