小室哲哉さんの会見をみて思うこと
投稿日:2018年1月19日 更新日:
なんとなくつけていたTVで、小室哲哉さんが会見をしていました。
力のない声で、声を詰まらせながら話している様子に、思わず見いってしまいました。
最近見た会見の中でも、印象に残る会見でした。
批判的な意見が多い
会見が終わった後のMCの人やコメンテーターの人は、批判的な意見が多いです。
介護を理由にしたり、KEIKOさんのことを詳しく話したり、言い訳だと。
私もみていて「KEIKOさんのことを、どうしてここまで言うのかな?言う必要ないのに」と思いました。
何度も、KEIKOさんの話しに戻って、繰り返し同じようなことを話していたという印象があります。
コメンテーターの人が小室哲哉さんのことを責めるのも、言っていることが正論なのも分かります。
私は・・・
でも、私は批判をする気になれませんでした。
小室哲哉さんのことを責め立てた人には、小室哲哉さんが正常に見えたのでしょうか?
私には、精神的にとても弱っているように見えました。
KEIKOさんのことをあれだけ話したのも、今まで話しをする人がいなかったのではないかと思いました。
自分で誰かに話を聴いてもらうという努力もしてこなかったように思いました。
だから、小室哲哉さんにとっては会見が、聞いてもらえる、話せる場になってしまって、咳を切ったように話してしまったのではないかと。
誰かに分かって欲しかったんだなぁと感じました。
それにKEIKOさんの病状、肉体的に元気だからと言って楽だと思う人は想像力がないというか、無責任というか。
大切な人と意思の疎通がうまくいかないこと、目の前にいるのに、毎日その現実と向き合うこと、自分に置き換えて考えたら、想像以上に辛いと思いました。そんな日々の積み重ねが、小室哲哉さんの心を痛めていったように思います。
いろいろと重なったのでは?
精神的に強い人、肉体的に強い人、人それぞれです。
でもすべての人が、強いわけではないと思います。耐えられるストレスの大きさも個人差があります。
精神的にきつくなったら、カウンセラーの人に話を聴いてもらうとか、そういうことが必要だったのだと思います。
なんとなく、小室哲哉さんってそういうの苦手そうな気がします。体調不良も重なって、過去の自分と今の自分を比べて、上手くいかない仕事に絶望を感じ始めていたり、どんどん追い詰められていったように思います。
いろんなことが重なっちゃったのかな。
私は小室哲哉さんのこと、嫌いでもファンでもないけど、今の正直な気持ちを話しているように思いました。
頭の中もよく整理がついていなくて、それをそのまま話しているような。
小室哲哉さんが正しいとか、きちんとしているとかは思いませんが、弱さや欠点をすべてさらけ出しちゃった会見のように思いました。
人はそれを「ダメな人」っていうのでしょうね。
最近思うこと
最近よく思います。
世の中の人は、皆どれだけ強いのだろうと・・・。
どれだけ完璧に生きてきたのだろうと。
きっと、失敗も間違いもなく生きてきたのでしょう。
弱さなんか微塵もなくて、心が折れたこともないから、失敗したり、精神的に参るということが理解できないのかもしれません。間違えることを許せないのかもしれません。
だからちょっとしたことでも責め立てるのかな。。。
人間そんなにつよい人ばかりではないし、完璧ではないと思います。
でも有名人は、完璧を求められてしまいます。
有名人も一人の人間なのに。
人を傷つけるのはもちろん悪いけれど、最近は必要以上にたたいて、叩き潰すような風潮があると思います。
世の中は、どこまで冷たく、ストレスに溢れた社会になっていくのでしょうか。
ストレスが多いから、よけい人を責めたくなるのかな?
人それぞれ
ここのところ、不倫の話題とか多くて、何となくこんなことを書きたくなってしまいました。
個人的には、そんなに毎日取り上げなければいけない話題なのかなぁ、と思っていたので。
でも需要があるから供給があるんですよね。。。
考え方は人それぞれだから、仕方ありません。
私が書いたことも、単に一つの考え方なだけで、正しいわけではありません。私の勝手な感想です。
人の気持ちや考え方に、正解はないと思います。
マスコミって・・・
いつになく真面目に語ってしまいました。
輝いていた人が、別人のように小さくなって会見をしている姿がとても悲しかったです。
あそこまでしなければいけないのかなぁ。
最近いろいろと会見が多いけど、マスコミはいつも同じようなどうでもいい、人を傷つける質問ばかり。
それが仕事なのかもしれませんが、自分も同じ日本人だということに恥ずかしさと、怖さを感じます。自分の中にもああいう部分があるのかな・・・と。
マスコミは「皆でたたけば悪くない」って思っているのかな?
私も集団心理に惑わされないように、気をつけたいです。
もし小室哲哉さんが、精神的にも肉体的にも元気を取り戻して、「もう一度音楽をやります」と言ったとしても、「嘘つき」とか「引退するって言ったじゃないか」などと言って責めないで欲しいと思います。
小室哲哉さんの会見後、ワイドショーをみて感じたこと