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映画マスカレードホテル|帯の暗号や犯人は?原作のあらすじとネタバレ

投稿日:2018年10月10日 更新日:

 

ホテル螺旋階段

 

東野圭吾の人気小説「マスカレードホテル」が映画化されたので、気になるあらすじや最後のネタバレまでまとめてみました。



 

 

「マスカレードホテル」あらすじ

映画化されたのは、東野作品の中でも人気の高い、マスカレードシリーズの1作目です。

都内で起こった連続殺人事件。

すべての現場には、不可解な数字の羅列が残されていた。

次の予告現場となるのがコルテシアホテルと突き止めたのが警視庁捜査一課のエリート刑事、新田浩介(木村拓哉) 。

犯人に気づかれずに逮捕するため、ホテルの営業をそのままに新田はフロントクラークになりすまし潜入捜査を始める。

この暗号の謎を解き、事件を未然に防ぐことは出来るのか、、?

 

キーとなる帯の暗号

この暗号は、物語のなかですでに起こっている3つの事件に残されたもので、事件をつなぐたった1つの手がかりです。

それ以外には、殺害方法も被害者も共通点がありませんでした。

第一の事件
45.761871
143.803944

第二の事件
45.648055
149.850829

第三の事件
45.678738
157.788585

この暗号は、それぞれ緯度と経度を示すもので、これに事件の日付をマイナスすると、次の犯行現場が浮かび上がる仕掛けでした。

理由は、次の犯行を予告するため、つまり犯人は同一人物なのです。

この暗号から、第四の事件がホテルコルテシアだと突き止めたのです。

 

犯人はダレなのか?

ホテルが舞台ということで、たくさんの登場人物が出てきます。しかも、みんな結構怪しいです(笑)

結論、
犯人は、一人ではありませんでした。

「暗号以外には共通点がない」これが1番のヒントだったわけです。

闇サイトで集まっただけの、顔も本名も知らぬ者同士。

だから犯行方法もバラバラだったんですね。

これらの事件は、本来の目的である2人の殺害の捜査を撹乱させるために、暗号を共通点にしただけでした。

本来の目的の1人は、第4の計画のターゲットで山岸尚美でしたが、新田の推理力によってギリギリセーフで阻止でき、無事逮捕に至ります。

この4つの事件をとりまとめたリーダー、X4こそが犯人です。

そしてX4は、長倉麻貴という女性でした。



 

 

犯人と犯行の理由

犯人の本当のターゲットは2人で、1人は山岸ですが、もう1人は松岡という男でした。

松岡は、連続殺人事件の被害者とは認識されていませんでした。

連続殺人とは関係ないと思わせるのが、X4である麻貴の計画だったのです。

 

松岡高志は、名古屋の劇団に所属していた役者志望の売れないモデルです。

松岡には注射跡があり、何らかの薬物を使われた可能性がありました。

その松岡と名古屋で同じ劇団に所属していたのが、国立大学の薬学部を卒業している長倉麻貴。

二人はよく共演しており、付き合っているのではと噂される関係でした。

そして実際、松岡は麻貴を妊娠させ、あげく逃げていました。

そのことが、松岡に対する麻貴の恨みとなります。

 

麻貴は、劇団員時代老け役を得意としていました。

老婆に扮してホテルコルテシアに宿泊し、山岸を狙ったのでした。

 

松岡と山岸が狙われたワケは?

事の発端は、1年前のホテルコルテシアでの山岸と麻貴の対話でした。

当時名古屋から上京していた松岡は、ホテルコルテシアに宿泊していました。

麻貴は松岡を追い、客室の電話番号を聞き出そうとします。

松岡はこのとき、麻貴を妊娠させ逃亡していました。

そのため、山岸から客室へ電話確認した際に、松岡は麻貴を入れないように伝えました。

山岸は松岡の要望に従い、同時に別部屋での宿泊も拒否。

麻貴はホテルの外で寒空の下、松岡を待つことになります。

これが悲劇となり、流産という結果を招き、松岡とともに山岸もターゲットとなってしまいます。

 

長倉麻貴の1年に及ぶ計画

麻貴の1年に及ぶ計画ですが、

・闇サイトで自分の犯行を撹乱させるためのメンバーを集める
・共通点となる暗号を考える
・優しい老婆に変装し、コルテシアホテルに下見
・第四の犯行予定日に行う結婚式にストーカーをでっち上げ、犯行予定時刻に警察や新田の目をそらせる
・ストーカーでっち上げのため、怪しい電話をホテルにかけ、新婦に注射針跡付きのワインを贈る
・結婚式の日にダミーでストーカー役を雇い、暗号を握らせる
・これに足して、松岡を殺害するプロセス

箇条書きで書いたらシュールになってしまいました。

暗号を考えるあたりとか、結構、忙しかったんじゃないでしょうかね。。。(笑)

 

感想

お話全体としては、誰も彼もが怪しくて、はじめからラストまで引き込まれてハラハラしておもしろかったです。

しかし、松岡がダメンズ過ぎてなんだか腑に落ちませんでした。

麻貴を妊娠させて逃げる、役者にもなれず売れないモデル、最後は別の女性のヒモという状態でした。

麻貴の流産は確かにとても残念ですが、本当に山岸だけのせいなのか?ここまで計画して追いかける執念がすごい。

そして劇団仕込みの、犯行でも使えるすごい演技、薬学部の学歴、この賢さを別で使えばもっといい人生になったのでは?と思ってしまい、筆者の凡人な人生観ではちょっと追いつけませんでした。

松岡は女性を狂わせるいい男なんでしょうか?

映画ではぜひとも私も狂わされたい!と思える俳優さんに演じてほしいものです(笑)

 

 

さて、いかがだったでしょうか。

個人的には、お話としては面白かったけど、納得感が薄い感じでしょうか。

東野圭吾作品は、もっとやるせない、やり切れない、切ない人間関係のお話が多いイメージがあるので、今回は少し期待が膨らみすぎてしまったかもしれません。

映画はどのように表現されているでしょうか?



 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

[douga-haisin-parts]

 

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