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劇場版コンフィデンスマンJP・英雄編|感想&見どころ

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コンフィデンスマンお金

 

2018年の連続ドラマに始まり、映画版のロマンス編、プリンセス編と公開されてきた「コンフィデンスマンJP」が2022年第3弾として帰ってきました!

ロマンス編の舞台は香港、プリンセス編ではマレーシアのランカウイ島と映画版では毎回海外が舞台となっていますが、今作の英雄編ではヨーロッパのマルタの首都ヴァンカレッタが舞台になっています。

今作ではダー子(長澤まさみさん)たちのどんな騙し合いが見られるのでしょうか?

ドラマのおさらいを交えつつ、映画の見どころを紹介していこうと思います。



 

 

テレビドラマ『コンフィデンスマンJP』とは?

「コンフィデンスマンJP」は2018年フジテレビ系のチャンネルで月9枠で長澤まさみさん主演で放送されていました。

脚本は「リーガルハイ」シリーズなどを書かれていた古沢良太さん。

ダー子(長澤まさみさん)、ボクちゃん(東出昌大さん)、リチャード(小日向文世さん)たち詐欺師の3人が、悪徳な方法で大金を稼ぐ者からお金をだまし取る1話完結型の物語になっています。

彼らの獲物は「オサカナ」、ともに協力して騙す詐欺師などは「子猫」などと表現されています。

最終話では、彼らの本名が明かされたような内容になっていましたが、まったくの嘘で過去の経歴もどこまでが嘘で、どこまでが本当か分からないまま終わっていました。

2019年には映画第1作につながる「運勢編」もスペシャルドラマとして放送されました。

映画3作目では、映画で重要な人物だったジェシーとスタア役の三浦春馬さんと竹内結子さんが亡くなったこともあり、撮影が難航しているというニュースも見かけましたが、なんとか完成されました。



 

 

『コンフィデンスマンJP 英雄編』主要キャスト

■ダー子(長澤まさみさん)
この物語の主人公であり、いくらでも別の役柄の人間になれる天才詐欺師。ただし色気はない。今作で詐欺師を辞めなければならないかもしれない危機が迫ってきており、ボクちゃんたちにある提案をする。

■ボクちゃん(東出昌大さん)
いまいち頼りなく感情に流されやすい長身の詐欺師。計画の全貌を教えてもらえないので、ダー子たちにいつもいいように振り回されている。ダー子に足を洗ってほしいと思っている。

■リチャード(小日向文世)
英国紳士のような風貌の詐欺師で、詐欺師のキャリアはダー子たちより上。女性に弱い一面も。

■五十嵐(小手伸也さん)
神出鬼没な詐欺師で「いたのか五十嵐」と言われることがしょっちゅう。ダー子たちに協力をし、ボクちゃん同様ダー子に振り回されることも多い。

■三代目ツチノコ(角野卓造さん)
伝説のコンフィデンスマンとしてダー子たちが昔お世話になったらしい年配男性。自分が引退後の4代目ツチノコをどうするか考えている。

■ジェラール・ゴンザレス(城田優さん)
ダー子たちの今回のオサカナで踊るビーナスという高価な彫刻品を持っている。莫大な財を成して引退したスペインのマフィア。

■畠山麗奈(生田絵梨花さん)
ゴンザレスの内縁の妻。実は心臓が弱い。

■マルセル真梨邑(瀬戸康史さん)
インターポール(国際刑事警察機構)のスーパーエリートで、オッドアイが特徴の捜査官。ゴンザレスとは友人。

■丹波(松重豊さん)
警視庁捜査二課の刑事。

■波子(広末涼子さん)
運勢編から登場した詐欺師で、ハニートラッパー。リチャードと2人で組んで相手を騙したりもする。

■モナコ(織田梨紗さん)
ロマンス編で仲間になったダー子の子猫の1人。

■コックリ(関水渚さん)
プリンセス編で仲間になったダー子の子猫の1人だったが、本物のプリンセスとしてフウ家の当主を務めることになった。

■赤星栄介(江口洋介さん)
テレビドラマの「ゴッドファーザー編」のオサカナ。劇場版2作にも登場している。

 

『コンフィデンスマンJP英雄編』あらすじ

詐欺師としての仕事が全くないまま日々が過ぎていくダー子たち。

伝説のコンフィデンスマンと言われた「三代目ツチノコ」も亡くなってしまいました。

そろそろ引退するときだとボクちゃんは言いますが、ダー子は元マフィアのスペイン人が所有する幻の古代ギリシャ彫刻、踊るビーナスを狙います。

期限は1週間で、ダー子、ボクちゃん、リチャードそれぞれがオサカナに近づき、負けた者は勝った者の言うことをなんでも聞くという条件付きで、3人の真剣勝負が始まります。

ダー子たちに五十嵐やモナコも協力しますが、そこには警察やインターポールの姿もあって追い込まれていくダー子たち。

そしてなんと3人は捕まって牢屋に入れられてしまいます。

コンフィデンスマン最大の大ピンチ!

黒幕はいったい誰なのか?

そしてこれがコンフィデンスマン最後の仕事になってしまうのでしょうか?



 

 

映画の見どころ

海外の街並みと、いつもと違う構成に注目

今回はまだコロナがおさまっていないということで、海外ロケと日本で海外らしく見えるところで撮影されたようです。

ヨーロッパ編というのは今回が初めてなので、綺麗な街並みなども注目ポイントの1つかと思います。

また今回はダー子たちがそれぞれ別行動しているので、ダー子視点、ボクちゃん視点など、いつもと違った構成になっています。

視点が違うので、ここでこの人と繋がっていたのか!ということが分かり、見ていくうちにいろんなことが明らかになっています。

視点がバラバラなため、誰が味方で誰が裏切っているのか、だんだん分からなくなってきますが、最終的には大々的なネタばらしがあるので、あまり考察せずに気軽に観る方が楽しめるかもしれません。

毎回敵側にいた人が、今回は味方だったという意外な展開もあります。

ちなみに今回は、登場人物がスペイン語を話す場面が多く出てくるので、スペイン語が話せる城田優さんが出演者の皆さんの先生になっていたようですね。



 

 

ジェシーとスタアも影で協力していた!

ロマンス編とプリンセス編で重要なキャラクターだったジェシーとスタアは、回想シーンなどで出てくることはありません。

ただ作品の中で彼らは生きている設定になっていて、2人の名前は会話の中で出てきます。

物語終盤では、ダー子たちに協力してくれていたということが分かり、ジェシーとスタアの象徴らしき赤いネクタイとキスマークがついたカードなども出てきます。

三浦春馬さんと竹内結子さんが亡くなってしまったのは残念ですが、この演出は素敵だなと思いました。

ただ、エンドロールに名前がなかったので、不満に思っている人もいるようです。



 

 

あの人が写真のみで登場

物語序盤のオサカナ候補として、阿部寛さんの写真がアップで出てきます。

すぐに「だめね」とダー子に切り捨てられますが、これは前作「プリンセス編」で「この歳でドラゴン桜やるとは思わなかったわ」というダー子のセリフをほうふつとさせます。

というのも長澤まさみさんと阿部寛さんはドラマ「ドラゴン桜」で生徒と先生役で出ていたからです。

またダー子は佃という偽名を使ってオサカナに近づきますが、これは阿部寛さんが出ていた「下町ロケット」の佃製作所を意識しているのかな?と思います。

写真だけの出演なのにちゃんとエンドロールに名前が載っていたのには笑ってしまいました。

もし続編が作られるなら次は阿部寛さんに出てほしいですね。



 

 

ダー子たちの過去が垣間見られる

ダー子、ボクちゃん、リチャードの3人はどういう経緯で出会ったのか、本名は何なのかドラマ版や映画版でも出てきていません。

ただ今回3代目ツチノコとの会話を通して、それがちょっと垣間見られるシーンが出てきました。

何が真実で何が嘘か分からないコンフィデンスマンの世界ですが、この辺りの会話などは真実らしいとパンフレットにも書かれていました。

孤独だった自分を、ボクちゃんとリチャード2人と出会ったことで変えてくれた3代目ツチノコに感謝していたダー子。

なのでもし嘘のツチノコを名乗る人物が現れたら退治してあげると言っていたのでした。



 

 

まとめ

「劇場版 コンフィデンスマンJP英雄編」のあらすじと見どころをご紹介しました。

やっぱりちょっとやそっとじゃ捕まらないダー子たちはすごいですね!

今回は二転三転あったので、前2作の映画版に比べてかなり見ごたえがあったように思います。

家族で楽しめる作品ですが、視点が変わったり、現在と過去を頻繁に行ったり来たりするので、あまり小さなお子さんには向かないかもしれません。

私も、ネタバラシシーンに辿り着くまで「ん?どういうこと?」と思うシーンが時々ありました(^_^;)

見どころ満載で、ストーリだけでなく、最後のエンドロールまで楽しめる作品だと思います。

今回が最後の仕事みたいなことをテレビCMで言っていたので、今作で終わりなのかな?と思っていましたが、まだ続きそうな感じもしました。

今回の舞台の「マルタ」と、京都の「丸太町」のコラボで、コンフィデンスマンの宣伝のアナウンスが京都市営地下鉄で流れています。

また指名手配ふうなキャストのポスターなども貼られています。

2月13日までなのであと少しで終わってしまいますが、京都にお住まいの方は市営地下鉄に行ってみてはいかがでしょうか?

 

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最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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