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未来のミライはなぜ低評価?結局伝えたい事は?感想と結末から考察

投稿日:2018年8月28日 更新日:

 

空雲

 

好評価で有名な細田監督ですが、映画「未来のミライ」には、微妙な評価があります。

観る人によって、賛否が分かれる作品のようです。

評価が低いと感じている人は、なぜそう感じているのか、あらすじを追いながら考察してみました。

結末、ネタバレがありますのでご注意ください。



 

 

「未来のミライ」あらすじ

主人公くんちゃんは4才の男の子。

お父さんお母さん、ペットのゆっことの暮らしが楽しかったのに、ある日お母さんが「あかちゃん」を連れて帰ってきた!

あかちゃんは、くんちゃんの妹、ミライちゃんです。

大好きなお母さんは、ミライちゃんにつきっきりで、家の中では一番忙しそうです。

お父さんは、自分の事で手一杯。

くんちゃんは、家族を取られてしまいミライちゃんにヤキモチを焼いて、反抗ばかり。

ミライちゃんにイジワルしてしまいます。

 

今日もミライちゃんにイジワルして叱られてしまったくんちゃん。

庭に出ると自分の事を「お兄ちゃん」と呼ぶ高校生の女の子に出会います。

女の子は、くんちゃんの妹、ミライちゃんでした。

未来から来た、ミライちゃんとくんちゃんの数々の不思議な体験の結末は?

 

結末(ネタバレ)

くんちゃんは、現在と過去を行ったり来たりします。

過去で若いころのお母さんやお父さん、ひいばあばやひいじいじに会い、ちょっとずつ変わっていきますが、そこはやっぱり4才の男の子。元の世界でおうちに帰ってしまうと、わがままなくんちゃんに逆戻り。

 

ある日、くんちゃん一家はキャンプに行くことになります。

くんちゃんは、お気に入りの黄色いズボンを履きたいのに、洗濯して乾いていないので、青いズボンを履かされます。

それが気に入らないくんちゃん。ぐずっているうちに、知らない駅に取り残されていました。

そこにいた少年に「電車に乗るな」と言われたのに、くんちゃんは乗ってしまいます。

(この少年は、未来のくんちゃんです。)

 

くんちゃんの乗った電車は、巨大な東京駅に到着します。

迷子になったくんちゃん。駅の係員にいろいろ質問されても、お父さんの名前も、お母さんの名前も言えません。

このまま自分のことを説明できなければ、ひとりぼっちの国に行かなければなりません。怖くて震えるくんちゃん。

するとそこにミライちゃんの姿が!

くんちゃんは、ミライちゃんが妹だと思い出します。

「くんちゃんはミライちゃんのお兄ちゃん!」、そう叫ぶと、くんちゃんは怖い世界から戻ってくることができたのでした。

 

くんちゃんは、ミライちゃんと、お父さんやお母さん、ひいじいじやひいばあば、代々受け継がれてきた家族の歴史をめぐります。

 

気が付くと、くんちゃんは、家の中にいました。

お気に入りの黄色いズボンは、乾燥機ですでに乾いています。

でもくんちゃんは、黄色いズボンには履き替えず、青いズボンで飛び出します。

外では、お父さんとお母さんがキャンプへ行く用意をしていたのでした。

 

だいぶ駆け足ですが、ストーリーの流れはこんな感じです。

最後のズボンを履き替えなかったシーン、くんちゃんは、自分がミライちゃんのお兄ちゃんだということを自覚して、ちょっとだけ成長したのだと思います。

 

 

 

「未来のミライ」はなぜ低評価?

「未来のミライ」を見た人の中には、「あまり面白くなかった」「微妙」という感想の人がいます。

なぜでしょうか?

多くの人はきっと、くんちゃんがミライちゃんと未来の時代へ行く冒険物語とか、立派なお兄ちゃんへ成長する物語などであろうと思っていたのではないでしょうか?

 

 CMとのギャップ説

この映画に限ったことではありませんが、たまにありませんか?この予告編を作るためにこのシーン作ったでしょ!というようなこと。

予告を作る人って、ここがヤマ場のシーンだと思わせるのが上手いですよね。実際はちょっとずれていたりするのに。

確かにわかります、本当のヤマ場は劇場でしか見せてはいけないですものね。

だけどやっぱりギャップが大きすぎると期待が崩れてしまいます。

「未来のミライ」もCMとのギャップを感じた人が多いのではないでしょうか。

 

あらすじとのギャップ説

CMの話と似ていますが、事前に公開されていたストーリーのイメージと違うと感じた人が多いようです。

公開されているあらすじから、くんちゃんがミライちゃんと未来へ行って、大冒険する話だと期待していた人は多かったはず。

でもお母さんのシーンが多くて、なかなか大冒険にならない。

いつになったらミライちゃんと大冒険するの?って。

そして主人公のくんちゃんも、すさまじく成長する訳でもないのです。

 

低評価はギャップのせい?

結局、CMやあらすじから想像していたストーリーとギャップがありました。

そのギャップにモヤモヤした人が、マイナス評価をしているのではないかと思います。

もちろん、このギャップを楽しんでいる人もいます。

「未来のミライ」は、賛否が分かれる作品で、すべての人が低評価ではありません。

映画の楽しみ方は、人それぞれですよね。



 

 

細田監督が伝えたいこと

映画に出てくるひいじいじとひいばあばは、戦争の時代を生きています。

必死で生きるひいじいじとひいばあばはの姿も、くんちゃんは見ていました。

太平洋戦争から長い時間が経ったいま、その時のことをくんちゃんの世代の子供達は、戦争を教科書に載っている昔の話と捉えてしまうことも多いでしょう。

細田監督は、子供達にそんな風には感じて欲しくなかったのかもしれません。

さすがに4才に向けるには、テーマが壮大です。

となるとこの映画はきっと、今のお父さんお母さんに向けた作品なのかもしれませんね。

 

カッコいいこの人は、ひいじいじ↓

 

 

感想と考察

4才のくんちゃんには、ちょっと早い試練だと思いました。

でも、弟や妹ができると、よくある話なのでしょうね。

くんちゃんはラッキーなことに、過去や未来へ行き、家族に対する見方がほんのすこしだけ変わりました。

これだけで、大成長だと捉えていいのかなと感じます。

 

戦時中一生懸命生きることを諦めなかったひいじいじ、それを支えたひいばあば。

お母さんがお父さんを愛したから、自分がいる。

もしかしたら、お父さんお母さんに直接言葉で

「くんちゃんのこと嫌いなわけじゃないんだよ、愛しているよ」

などと言われるよりも、この体験の方がずっと心に沁みて、自分は大切な存在なんだと気づくことができたのではないかと思います。

 


細田監督はいつもと同じ、家族の暖かさを描いていると感じました。

小さいお子さんのいる、同じ状況のお父さんにはグサッと来るところが多かったことでしょう。

「うちは大丈夫」と思っているお父さんも、奥様が忙しく家事をこなしてくれているだけかもしれませんよ!

現代らしいリアルなお話ですから、サマーウォーズのように世界を救わなくともいい。

くんちゃんやお父さんが完璧じゃなくっても、これからも少しずつ成長して助け合っていく家族の物語です。

ぜひおじいちゃん世代からちびっこ世代までみんなに見てほしい作品です。

 

 

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。



 

 

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