日本女子パシュート金!決勝結果速報、日本メダル数更新!過去最多/平昌五輪
投稿日:2018年2月21日 更新日:
日本女子パシュートの結果速報です。
日本が金メダルを獲り、冬のオリンピックで日本のメダル数が過去最多11個になりました。
日本に11個目のメダルをもたらしたパシュートの準決勝、決勝の結果をまとめました。
女子団体パシュート結果
金メダル:日本、2:53.89 ※オリンピックレコード
銀メダル:オランダ、2:55.48
銅メダル:アメリカ、2:59.27
団体パシュートルール
団体パシュートルール
・女子は6周2400 M を滑走
・3人が隊列を組み、先頭交代をしながら滑走できる
・最後の選手がフィニッシュしたタイムで争う
スピードは時速50キロほどが出ているそうです。
3人の隊列を組むと、後ろの2人の選手はその風の抵抗を受けなくてすみます。
列から横にはみ出ても、前後の距離が離れても、後ろの選手が風の抵抗を受けることになるので、3人が息を揃えて、いかに隊列を上手く組みながらレースを進められるかが大事になる競技です。
解説:青柳徹
実況:菅谷大介
女子団体パシュート準決勝
第1組:オランダ 対 アメリカ、オランダ決勝進出
第2組:日本 対 カナダ、日本決勝進出
第1組
オランダ 対 アメリカ
■アメリカ:ソチ五輪、6位
選手
・ヘザー・ベルフスマ、1500 M の世界記録保持者
・ミア・マンガネッロ
・カーレイン・ スハウテンス
■オランダ:ソチ五輪金メダル
選手
・ロッテ・ファンビーク
・イレーン・ビュスト、1500 M 金メダル、通算5つ目の金メダル
・アントワネット・デヨング
準決勝結果:第1組
アメリカ
3:07.28、31.58、+6.87
オランダ
3:00.41、30.77
オランダ、決勝進出
第2組
日本 対 カナダ
■日本:W杯3戦連続1位、3戦で世界記録更新
選手
・髙木美帆
・菊池彩花
・髙木菜那
■カナダ:トリノ五輪銀メダル
選手
・イバニー・ブロンディン
・ ケリー・モリソン
・イザベル・ワイデマン
準決勝結果:第2組
カナダ
3:01.82、30.44、+2.88
日本
2:58.94、29.71
日本、決勝進出
菊池彩花選手はレース終了後、涙していました。
自身が納得できる滑りができて、涙を流していたそうです。
これで銀メダル以上が確定しました。
日本女子パシュートチームありがとう。
3位決定戦:アメリカ×カナダ
■アメリカ:ソチ五輪、6位
選手
・ヘザー・ベルフスマ、1500 M の世界記録保持者
・ブリターニ・ボウ
・ミア・マンガネッロ
■カナダ:トリノ五輪銀メダル
選手
・イバニー・ブロンディン
・ ジョシー・モリソン
・イザベル・ワイデマン
3位決定戦結果
カナダ
2:59.70、29.82、+0.44
アメリカ
2:59.26、31.70
アメリカ、銅メダル獲得!
団体パシュート決勝:日本×オランダ
日本 対 オランダ
■日本:W杯3戦連続1位、3戦で世界記録更新
選手
・髙木美帆
・佐藤綾乃
・髙木菜那
■オランダ:ソチ五輪金メダル
選手
・マリット・レーンストラ
・イレーン・ビュスト、1500 M 金メダル、通算5つ目の金メダル
・アントワネット・デヨング
結果:決勝
日本
2:53.89、28.95
オランダ
2:55.47、30.00、+1.58
日本が金メダルです!
一時はオランダに差をつけられていましたが、残り2周を切ってから追い上げました。
素晴らしいレースでした。
レース後のインタビュー
・美帆選手
この優勝はチーム全員の力がないと成し遂げることができなかった金メダルだと思うので、本当に自分の力だけではなくてみんなだったから取れた金メダルだったなと本当に感無量です。
オリンピックレコードを更新しての決勝となりましたが、レースを振り返っていかがですか?
最初は少し気持ちが入りすぎて、飛ばしすぎてしまったかなというところがあったんですけど、その後うまく二人がつないでくれたので、最後まで まとまって滑ることができてよかったと思います。
・佐藤選手
今この気持ちをどうかみしめていますか?
今日は今までに感じたことのない緊張を味わって、今回のレースに対して不安な気持ち、恐怖の気持ちも、ものすごく大きくて、最後一周のところで、また転びそうになってしまったので、ものすごく自分自身としては後悔しているんですけど、先輩たちのおかげでオリンピックレコードを出して、金メダルという結果に至ったので、ここまで一緒にやってきた先輩たちにものすごく感謝の気持ちでいっぱいです。
・菜那選手
レース前、レース後、円陣を組んでいました。どんなお話をされたんですか?
ヨハンコーチが「オリンピックで金メダル取りたいけど、みんなで最高のレースをして楽しんで来い」って言ってくれたので、自分の滑りだけに集中しようと言う気持ちになれたので、円陣があったおかげで、みんなの力がひとつとなって、最後オリンピックレコードで優勝できたのだと思います。
その後レース後の円陣では、改めてどんなお話をされたのですか?
金メダル取れたねって言うのをみんなで喜びを分かち合いました。
300日以上過ごしてきたメンバーとこうして分かち合う金メダルというのはどんな気持ちですか?
ここの四人プラスナショナルチームにまだ女子二人いるんですけど、この5人でずっと一緒に練習してきて、みんなが見守ってくれていたから、最後まで転ばずに良いタイムでゴールできたのかなと思うので、本当に日本チームナショナルチームのおかげでここまでできたのかなと思います。
・菊池選手
準決勝滑った後には涙も浮かんでいました。どんな思いで決勝につなぎましたか?
自分のオリンピックのレースというのが最後だったので、二人に決勝にいって最高の滑りをしてもらえるように、できるだけ足を使わないで温存してもらいたいという気持ちで、自分がみんなの壁となって滑ればいいなと思っていたんですけど、私自身も納得いくスケーティングをして、決勝にみんながこんなにも素晴らしい スケーティングをしてくれて、金メダル皆で勝ち取ることができたので、こんな幸せなことはないです。
オリンピック振り返ってどんな大会になりましたか?
スケート人生で一番最高の大会になりました
美帆選手、今大会全色のメダルが揃いました。美帆選手にとってこのオリンピックはどんなものですか?
このパシュートを迎えるにあたって、3種目揃えるというのは自分の中にはなくて、このチームだから、このチームでこの大会で勝ちたいという気持ちだけで走っていたので、3種目獲れたとかそういうのはよくて、 このチームをチームジャパンを誇りに思う気持ちでいっぱいで、1500 m、 1000 m も自分の力だけでは成し遂げることができなかったので、このメンバーで戦ってこれてよかったなというその気持ちだけでいっぱいです。
日本の女子パシュートチームは、ナショナルチームで年間300日以上一緒に過ごして、メダルのために頑張ってきたそうです。
女子パシュートチーム金メダルおめでとうございます。
日本に過去最多のメダルをありがとう!
それでは、
最後までお読みいただきありがとうございました。