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映画セーラームーンEternal後編|感想&あらすじ・映画の見どころや原作との違い

投稿日:2021年2月17日 更新日:

 

90年代社会現象も起こした「美少女戦士セーラームーン」が新作映画になって25年ぶりに帰ってきました!

原作では前編後編合わせて12巻~15巻、90年代アニメでは4期の「セーラームーンSupers」にあたる内容になっています。

前回は前編をご紹介しましたが、今回は後編です。

今回も原作との違いなどを簡単に比較しながら「美少女戦士セーラームーンEternal後編」をご紹介していこうと思います。



 

 

『美少女戦士セーラームーンEternal後編』あらすじ

衛が胸に黒いバラが咲く呪いにかけられてしまい、側にいると決めたうさぎまで咳き込むようになってしまっていました。

一方でうさぎたちとは離れて転生したほたるを育てていたはるか、みちる、せつなの3人。

ほたるは赤ちゃんとして転生してから半年でみるみるうちに大きくなり、小学校低学年くらいの大きさになっていました。

以前とは違って明るく元気に育っていたほたるでしたが、時々サターンの時のような冷たい目をすることがあり、みちるたちはまた戦士として目覚めてしまうんだろうかと不安に。

そんなある日のこと、お風呂に入ろうとしていたほたるの前に「目覚めの時が来たのです」と言ってサターンが現れます。

そしてほたるはサターンとして目覚め、「私たちのプリンセスとプリンスに危機が迫っている」とはるか、みちる、せつなの3人に告げます。

そして新しく変身できるクリスタルを渡し、ピンチになっているセーラー4戦士のもとへ向かうのでした。

スーパーセーラームーンから敵への最終決戦を前にしてエターナルセーラームーンに変身するセーラームーン。

うさぎたちは悪夢からみんなを助け出すことはできるのでしょうか?

 

原作との大まかな違い

最初に前編ダイジェストから始まり、そこから後編につながる感じでした。

前編で少し話が前後しているところはありましたが、基本的にコミックス14巻と15巻の内容になっています。

やはり物語がはしょられているところはありましたが、前編に比べるとさらに原作に忠実な内容になっていた印象です。

物語終盤で
「あたしたちセーラー戦士が負けるはずないわ!」
「この星を守る。それはいつだってあたしたちのリアル」

など、スーパーセーラームーンが言うシーンが加えられていたくらいですね。

セーラー戦士がピンチになりかけていたので、こういうセリフがあった方が終盤の戦いのシーンがより際立つと思って付け加えられたのかもしれません。

また、悪夢でセーラームーンがドロドロになるショッキングなシーンは石化するのに変わっていたり、なるべく裸になるシーンが少なくなっていたくらいだと思います。

その他に物語のキーとも思われるプリンセス・レディ・セレニティ(おそらく未来のちびうさが成長した姿)が原作よりもはっきりとした姿で出てきました。



 

 

映画の見どころ

大事な役割を果たす衛と、外部戦士の戦い

前編では咳き込んでばかりであまり戦いの役に立てなかった衛ですが、後編では悪夢に支配されそうになるセーラー戦士たちを導いていきます。

衛の体の中封印されていたにゴールデンクリスタルという重要なアイテムが解放されるシーンなども見どころです。

また30世紀の未来の姿、キングの姿になるシーンも終盤登場します。

その他にうさぎと衛の夢も出てきますが、小さい衛とうさぎが(どちらも小学生くらい)が一緒に住んでいて登校するシーンも出てきますが、こちらはかっこいいというよりむしろ可愛いですね。

また、今作ではウラヌス、ネプチューン、プルート、サターンなどの外部セーラー戦士が大活躍。

90年代アニメを思い出す変身シーンや技のシーンなども見どころです。

 

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初めて登場する新たな変身、戦士たち

これまでサターンは変身シーンが唯一ないキャラクターでしたが、今回わずかながら変身バンクが登場します。

また、これまでエターナル化した戦士たちはエターナルセーラームーン以外、アニメや映画では出てきませんでしたが、今回初登場しています。

そして前編では敵キャラクターとして出てきていたアマゾネス・カルテットですが、実は彼女たちはセーラーカルテットというセーラー戦士だったのです。

本当ならアマゾンの奥深くで眠りの途中だったのを呪いにより無理やり目覚めさせられ、デッドムーンの手下となってしまっていた彼女たち。

しかしそれにいち早く気づいたサターンがクイーンの姿になったセーラームーンにパワーをもらい、元の姿に戻ることができました。

しかし真の目覚めはまだ先なので、セーラーちびムーンが力を貸してほしいと思ってくれた時全力で守ってみせると言って去っていきます。

サターンの変身シーンもそうですが、エターナル化したセーラー戦士のシーンと、セーラーカルテットのアニメ映画化はファン待望のシーンだったんじゃないかと思います。

しかしアマゾネス・カルテットのときははっちゃけていた4人だったので、セーラー戦士になったとたん急に落ち着いてちょっとびっくりしました(笑)



 

 

前世の4戦士とプリンセスのシーンが可愛い!

前世でプリンセス・セレニティ(現世のうさぎ)を生んだ母親のクイーン・セレニティのもとへ4守護神のマーキュリー、マーズ、ジュピター、ヴィーナスがやってくるシーンがあります。

4人もまだ小さな女の子という感じなので可愛いです。

ネヘレニアのことを思い出すシリアスなシーンでもありましたが、みんな小さくて可愛いなと思ってしまいました。

そして終盤、ヴィーナスたちに怖い話を聞いて眠れないとクイーンに言いに来る泣き虫セレニティのシーンもまた可愛いです(水彩画の絵本のようなタッチになっています)。

ちなみにクイーン・セレニティを演じているのはセーラームーンcrystalでも出演されていましたが、小山茉美さんです。

90年代アニメでは「セーラームーンR」で敵キャラ「翠のエスメロード」を演じてらっしゃって、数少ない90年代キャストでもありますね。



 

 

90年代ファンにも嬉しいあの曲のカバー!

前編ではエンディングテーマに「私たちになりたくて」がかかっていましたが、後編のエンディングにはセーラームーンSuperSの後期、144話~166話でエンディングテーマになっていた「“らしく”いきましょ」のカバーバージョンがかかっています。

歌っているのはANZAさん。

ANZAさんは元桜っ子クラブさくら組の元メンバーで、90年代「美少女戦士セーラームーン」で主役のうさぎとセーラームーン役に抜擢され、5年間演じてらっしゃいました。

その時のことはコミックスに原作の武内先生もちらほら書いてらっしゃったことがあります。

ANZAさんは今歌手の他に舞台女優などもされているようですが、これは前編と同じく嬉しいコラボですね。

現代らしい爽やかで可愛らしいアレンジが加えられています。

 

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プリンセス化した戦士たちと、人間になったダイアナ

これまでプリンセスというとうさぎとちびうさのプリンセスの姿くらいしか出てきませんでした。

しかし今作ではそれぞれの星のプリンセスとしてドレスアップしたセーラー戦士たちが登場します。

また、前作ではアルテミスの人間化した姿が出てきましたが、後編ではルナとダイアナが人間になった姿が出てきます。

ルナの人間になった姿は90年代のセーラームーンSのアニメ映画でも出てきましたが、ダイアナの人間の姿が出てくるのはこれが初!

ちびうさより幼い感じの可愛らしい女の子の姿で登場します。



 

 

エリオスを助けるちびうさのキス

エリオスは力を振り絞ってうさぎたちの力になろうとしましたが、力尽きてしまいます。

しかしちびうさの持っていた幻の銀水晶がピンクムーンクリスタルというものに変化し、その力とキスでエリオスを目覚めさせることができました。

前編ではキスされる側だったちびうさでしたが、今回は自らキスをしてエリオスを助け、彼女の成長が感じられるシーンでした。

 

作品データ

作者:武内 直子
タイトル:美少女戦士セーラームーン
巻数:全18巻/新装版全12巻/完全版・文庫版全10巻
出版社:講談社

Renta!でみてみる

 

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人によって好みはあると思いますが、個人的には作画は前編の方が綺麗だった印象を受けました。

内容的には、前編に比べると全体的にシリアス色が強かった印象です。

映画の時間は前編も後編も同じですが、後編の方が盛りだくさんな内容だったように思います。

どんどん地球が支配されていってどうなるんだろうかとハラハラしましたが、やっぱりセーラー戦士たちは強かった!とほっとできた後編でもありました。

しかし最後に「to be continued」と出た今作。

原作だと5部まであるので、次回アニメかアニメ映画があるとしたら次が最後なのです。

最後のシリーズはかなり重たい話になりますが、ここまで来たらどちらでもいいから最後まで描いてほしいと思いますね。

その前にこの美少女戦士セーラームーンEternalをぜひ観ていただきたいと思います。



 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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