映画セーラームーン声優の感想・うさぎ.ちびうさ.ほたる.エリオスどうだった?
投稿日:2021年3月4日 更新日:
新作映画として25年ぶりに新作映画として帰ってきた「美少女戦士セーラームーンEternal」。
以前、前編と後編の内容などをご紹介しましたが、今回は新作映画で演じられた4人の声優さんにスポットライトを当ててみようと思います。
それぞれキャラクターの簡単な紹介も加えつつ、声優さんの演技について、私の個人的な感想ですがまとめてみました。
月野うさぎ/スーパーセーラームーン
十番高校に通う女子高生で、ドジで泣き虫、勉強もあまりできない女の子ですが、明るく天真爛漫で、誰とでも仲良くなれるという特技を持っています。
普段は普通の女の子ですが、前世は月の王国「シルバーミレニアム」のプリンセス・セレニティで、衛とは前世からの恋人です。
地球が敵に支配されそうになると、この地球とこの星の人たちを守ってみせるという強い意志を持っています。
今作ではエリオスの探していた聖石「幻の銀水晶」を持つ乙女で、長い悪夢からエリオスや地球の人々を救い出しました。
CV三石琴乃さんが演じた感想
担当している声優さんは、90年代と同じく三石琴乃さんです。
やはり90年代と声がまるっきり同じという訳にはいきませんが、今作はうさぎが高校生になってシリアスなシーンも多かったからか、全体的に大人っぽい演技がみられました。
前編は割と楽しいシーンも多めだったので、高校生の女の子としてみんなと一緒にいる時は明るい声、戦いのシーンやシリアスなシーンでは大人っぽい声と使い分けられている印象を受けました。
後編は主にシリアスなシーンが多めなので、全体的に大人っぽい声の演技が多かったように思います。
ただ術などで小さくなった時や前世のセレニティの時は、小さい女の子らしい可愛らしい声でしたね。
25年の時を経てもみんなを引っ張っていってくれる、まさにうさぎそのものと思える強さを三石さんの演技から感じ取れました。
ちびうさ/スーパーセーラーちびムーン
30世紀の未来からやってきたうさぎと衛の娘で、クリスタル・トーキョーのプリンセス。
見た目は小学生くらいですが、実際は900歳。
生意気で子供らしい振る舞いもしますが、しっかり者な一面も持っています。
助けを求めてやってきたエリオスに恋をし、なんとか彼の役に立ちたいと思います。
そして力尽きたと衛に知らされても、たった1人エリオスはまだ力尽きていないと信じ続けました。
そしてピンクムーンクリスタルの力で力尽きたエリオスにキスをし、目覚めさせました。
CV福圓美里さんが演じた感想
担当している声優さんは福圓美里さんです。
前編ではアマゾネス・カルテットの術でちびうさとうさぎの体の大きさがあべこべになってしまって成長した姿が出てきますが、ちびうさが大きくなっている間は大人びた声になっています。
ただ体が大きいままでも、心の声は小さいちびうさの声のまま。
ちびうさの声は主に子供らしい可愛らしい声なので、この演じ分けはすごいなと思いました。
今作の映画の主役はどちらかというとちびうさなので、エリオスに恋する乙女といった感じで可愛らしい感じが全面に出ていました。
一方でエリオスが力尽きてしまったと知らされた時の悲痛な叫び声がとても痛々しく、恋する乙女の時とのギャップの大きさにまた驚かされました。
土萠ほたる/スーパーセーラーサターン
転生前はセーラーサターンという運命を抱え、病弱少女だったほたる。
転生してはるか、みちる、せつなに引き取られてからは明るく元気に頭脳明晰な少女として育ちます。
最初幼児だったのが恐ろしいほどのスピードで成長し続け、スーパーセーラーサターンとして覚醒します。
はるかたちに新たに変身できるセーラークリスタルを授け、マーキュリーたち4戦士のピンチを救います。
また、ネヘレニアの悪夢に操られていたアマゾネス・カルテットが実はセーラー戦士だったということにいち早く気づき、彼女たちを正しい道へと導きました。
CV藤井ゆきよさんが演じた感想
担当している声優さんは藤井ゆきよさんです。
藤井さんも福圓さんと同じく、演じ分けがすごいなと思った声優さんの1人です。
サターンとして覚醒する前のほたるは無邪気で、頭脳明晰ではあるものの、それ以外は明るい声で年相応の女の子らしく明るく振舞っています。
しかし、サターンとして覚醒してからは声も急に大人びて、いままで育ててくれたはるかたちを導く役目を果たします。
体はちびムーンと同じくらいで小さいものの、藤井さんの演技から強さをひしひしと感じ取れました。
個人的には可愛らしいほたるの演技も、強さを感じるサターンとして覚醒してからの演技も好きでした。
エリオス
地球の地下近くにある聖地エリュシオンを管理する祭司の少年です。
性格は穏やかで物静か。
プリンス・エンディミオン(現世での衛)と心が繋がっており、ネヘレニアの呪いによりペガサスの姿に変えられてしまいます。
謎のプリンセスからの啓示にあった「ゴールデン・クリスタル」の封印を解く聖石を持つ乙女を探しており、ちびうさに助けを求めます。
そしてネヘレニアとの最終決戦前に大ピンチになってしまうセーラー戦士たちに最後の祈りを捧げ、彼女たちを助ける代わりに力尽きてしまいました。
CV松岡禎丞さんが演じた感想
担当している声優さんは松岡禎丞さんです。
90年代アニメと比べるのは良くないかもしれませんが、セーラームーンSuperSでエリオスを演じた松野大紀さんに声の感じや雰囲気が一番近いように思えました。
エリオスは線の細い美少年といった感じですが、雰囲気と声がぴったりで、どこか儚げな感じも上手く演じられていました。
また、感情の起伏があまり激しくないキャラクターなので、そこも自然に演じてらっしゃったと思います。
余談ですが、ご本人は「エリュシオン」と言うのが苦手で苦戦されていたようです(笑)
作品データ
作者:武内 直子
タイトル:美少女戦士セーラームーン
巻数:全18巻/新装版全12巻/完全版・文庫版全10巻
出版社:講談社
個人的に選んだ4人の声優さんの感想でした。
4人中男の子が1人という形になってしまいましたが、そこは女の子メインの作品なのでご了承ください(^_^;)
声のみで演技するのが声優さんのお仕事ですが、声だけでここまでバリエーション豊かに表現できるのはすごいなとあらためて思いました。
最後までお読みいただきありがとうございました。