名医の太鼓判|血糖値を上げる生活習慣と行動・対処法とかかと落とし
投稿日:2018年9月4日 更新日:
健康のために血糖値を気にしている人は多いのではないでしょうか?
TBSの「名医のTHE太鼓判!」では、「血糖値の3つの新事実」をやっていました。
ここでは、血糖値を上げてしまう生活習慣と行動、そしてその対象法をまとめました。
番組情報
TBS
9/3 (月) 19:00 ~ 22:00
名医のTHE太鼓判!
血糖値をコントロールして若さと元気を保つ3時間SP
あなたと家族の健康を守ります!
「血糖値の3つの新常識」
・舞茸が血糖値スパイクを防ぐ
・茶色い炭水化物が糖質の吸収を穏やかにする
・かかと落としが骨ホルモンが分泌され血糖値を下げる
■出演
MC :渡部建(アンジャッシュ)、山瀬まみ
レギュラー:児嶋一哉(アンジャッシュ)、原西孝幸(FUJIWARA)、藤本敏史(FUJIWARA)
ゲスト:今陽子、立川志らく、中条きよし、丸山桂里奈、芳村真理
医師:赤石定典、池谷敏郎、大竹真一郎、大谷義夫、平田雅人、丸田佳奈、森田豊
工学博士:田中昭弘、管理栄養士:浅野まみこ
血糖値スパイクとは
番組では、「血糖値スパイク」という血糖値の乱高下をなくすということをテーマにしていました。
血糖値スパイクとは、食事前の血糖値は正常ですが、食後の血糖値だけが急激に上昇してしまうことです。
心筋梗塞、脳梗塞、腎臓病などさまざまな疾患を招くと言われています。
血糖値を上げる原因となる生活習慣
食べ物に気を付けていても、生活習慣によっては、血糖値が上がりやすい体質になってしまうそうです。
食べ物に気を付けていれば大丈夫だと思っていたのでちょっとショックです。
さて、その原因となる生活習慣は?
座る時間が長い
なんと、座る時間が長いと血糖値が上がりやすくなり、糖尿病のリスクが高まってしまうそうです。
人間は、立ったり座ったりすることで、糖をエネルギーとして消費しているので、座ったままでは糖が消費されず、血液中の糖が増加してしまうのです。
1日10時間以上座っている人は、糖尿病のリスクが高まってしまいます。
では、座り仕事の人はどうしたら良いのでしょうか?
解消法
これを解消するには、トイレに行く時間を使って運動をします。
トイレに行くとき体を揺らしながらちょっとずつ進む。お腹に力を入れながら足踏みしてちょっとずつ進む。これを池谷先生は「ゾンビ走り」と呼んでいました(^^;
こうすることで血流がよくなり、高血糖の改善につながります。
職場では、なかなかゾンビ走りはできませんね(^^;
定期的に休憩をとり立ち上がる、いくつかトイレがあるなら、離れたトイレに行く、こまめに動く、などでしょうか。
睡眠不足
1日6.5時間未満の睡眠の人は、血糖値が上がりやすく糖尿病になりやすくなるそうです。
血糖値はインスリンによって正常に保たれます。
しかし睡眠不足だとインスリンの働きが悪くなってしまい、高血糖のリスクが高まります。
1日の睡眠時間が7.5時間未満 vs 6.5時間未満では、6.5時間未満の方が、糖尿病発症リスクが1.25倍高くなります。
この解消法は、睡眠の質を高める、何とか睡眠時間を確保する、というところでしょうか。
高血糖のリスクを高めるやってはいけない行動
■食事前に野菜ジュースを飲む
野菜ジュースは、最初に野菜を食べているのと同じ、そう誤解している人が多いとのこと。
野菜ジュースには、野菜や果物の糖類が多く含まれているため、食事前に野菜ジュースを飲むと血糖値の急上昇につながります。
緑色野菜のジュースなら、糖類は少ないので、成分表示を確認して飲むとよいでしょう。
■早食い
早食いは、インスリンの分泌が間に合わず、血糖値上昇につながります。
これを解消するのに、先が柔らかくて、早食いできないお箸があるので利用するとよいとのことでした。
ダイエットにもなる「痩せ箸」いかがでしょうか?
■昼食を抜く
空腹時間が長く続くと、インスリンの分泌が鈍り、血糖値スパイクが起こりやすくなります。
3食均等に、5時間ぐらいずつあけるのが理想的。
■サラダの具材
根菜類は糖質が多いので、サラダに根菜類を使うと血糖値を上げる原因になってしまいます。
レンコン、トウモロコシ、サトイモ、ジャガイモなどは特に糖質が多いので注意です。
■食後の運動のタイミング
血糖値上昇を抑えるために運動をするなら、食後15分くらいから行うとよいとのこと。
血糖値は食後30分から1時間くらいでピークを迎えるので、運動をするなら、その前に行わないと意味がないのです。
血糖値を改善!かかと落とし
かかとを上げてドンと落とすだけの「かかと落とし」を行うことで、血糖値改善が期待できます。
かかと落としは、重力を利用してかかと、脚、腰、背骨など、全身の骨に刺激が伝わり、骨ホルモン(オステオカルシン)が分泌されます。
骨ホルモンは、血糖値を安定させるインスリンの分泌を促進するため、血糖値改善の効果が期待できます。
1日30回ほど行うとよいでしょう。
また女性は、ハイヒールを履いて歩くと、かかとに負担がかかるため、かかと落としと同様の効果が得られます。
注意点は、かかとをきちんと使って正しく歩くことです。
ついついやっていることが、高血糖につながっていたかもしれません。
ちょっとしたことなので、気を付けるといいですね。
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・名医の太鼓判|血糖値スパイクを予防する食べ物・舞茸の効果的な食べ方と栄養
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最後までお読みいただきありがとうございました。