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羽生結弦・中居正広インタビュー全文・ケガ、オリンピックの思い語る/平昌五輪

投稿日:2018年2月19日 更新日:

 

オリンピックメダル

オリンピックで2連覇を成し遂げた羽生結弦選手

各局メディアでインタビューを受けていますが、今回は中居正広さんと鈴木明子さんのインタビューについてまとめました。

オリンピックへの思い、怪我の具合や、練習が出来ない時に、どのような心境だったのかなど、色々なお話を聞くことができました。

全文を紹介していますが、読みやすさを考慮して、省略している言葉もありますのでご了承ください。



 

 

インタビュアー、インタビュイー

中居正広:中居

鈴木明子:鈴木

羽生結弦:羽生

 

羽生結弦 × 中居正広インタビュー

収録前

どうも、どうも、と羽生選手を招き入れます。

なんかいっぱいコメントいただいているのを見て・・・とお辞儀をする羽生選手。

中居:
カッコイイなぁ、カッコいいなと思わない?

羽生:
思います、と笑顔。

そして、インタビューが始まります。

 

羽生結弦 × 中居正広インタビュー開始

中居:
66年ぶりの連覇です、おめでとうございます。
一夜明けて実感が湧いてきてると思いますが、いかがでしょうか?

羽生:
前回大会は割と勝ちたいという一生懸命な気持ちで勝ち取ったんですけど、今回は自分の時間の制限とか、または自分のキャリアを考えながら滑ったこともあったので、すごく重いなと思っています。

 

中居:
羽生選手のドラマ、ドキュメントを見ているような気分でした。

羽生:
誰かが書かれていたんですけど「これ漫画だったら却下されるよな」笑

― 笑 -

中居:
漫画でもドラマでも、こんな綺麗にシナリオ書かないんですよ。

羽生:
ですよね、だからシナリオがいるんじゃないかっていう話までされるんですけど 笑

 

中居:
3ヶ月の間メディア、報道、コメントもなかったので、それがまたこのようなドラマを生んだんじゃないかなって。
その3ヶ月間はどのように過ごしていたんですか?

羽生:
元々、なにもコメントを出せるような状況ではなかったし、何もできていなかったので、とにかく治療とリハビリ、そして何よりスケートができない期間がすごく長くなるというのを感じていたので。

 

中居:
今まで3ヶ月飛べない、練習ができないってことはあったんですか?

羽生:
一応・・・怪我が多くてですね、あるんですよ。

中居:
(驚きながら)あるんだ…

羽生:
あるんです、だからこそ、その経験をいろいろ活かして、その間に色々勉強して、この経験とこの論文とか、こういう知識が合うかなって言う、試行錯誤しながらやっていました。

 

中居:
練習できない歯がゆさとか、ちょっともうやりたくないとか、やめようかなって思う瞬間とかあったのかな?

羽生:
やめようかなって言うメンタルにはならなかったんですけど、やめざるを得ないのかなっていう状況には置かれていました。

自分自身の治療もたくさんしていただいていましたし、ケアも最前線の物をやっていたと思うんですけど、一向に良くなる気配がないっていうのが一番辛くて、スケート滑ってみる段階にもいけなくて、陸上で走れもしなかったので、その段階が一番精神的に追い込まれたなって思います。

ただ自分から無理だなっていう感じはなかったです。

 

鈴木:
3ヶ月間で治療スケジュールで、いつから氷に乗れる、ジャンプできるだろうって、スケジュールはあったと思うんですよ。
それが結果的に金メダルにつながったと思うんですけれど、どれぐらい順調に進んでいたのか、あるいはスケジュール通りいかなかったのか教えて欲しいんですけど。

羽生:
えっと・・・正直言えばスケジュール通りいっていないです。

一番最初に目指していたのは、国内の全日本選手権が12月にあったので、それに復帰したいと言うのが一番だったんですけど、まずそこまでスケートができなかった。

鈴木:
あっそう…12月に滑れなかった。。。

中居:
あの時まだ、スケート全然滑れてないんですか?

羽生:
その段階でまず計画が破綻し、できれば団体戦かなっていう風に思ってて、お声がけもして頂いていたので、考えてもいたんですけれども、そこまでもできないな。

中居:
その決断はいつ?

羽生:
結構早かったです。もう、もう12月の中ではもう決まっていました。

 

中居:そうなんだ…

鈴木:そこからいけるっていうところになるまでって・・・

羽生:
いけるって(いう風に)は、ならなかったですね。

ただ痛み止めを飲み始めて、自分の中である意味、もう治らないって、ケアしていただいている先生には申し訳ないんですけれども、もうこれ以上治らない、ある意味スパッと決めた瞬間からは、練習にちゃんと集中できました。

中居:
覚悟を決めたっていうことですね。

羽生:
そうですね。

 

ここで、各国のメディアが、羽生結弦選手のことを、どのように伝えたか、紹介されました。



 

 

中居:
ちょっとやっぱり2連覇かっこいいなぁ、ご自身ではかっこいいなと思っているのかな?

羽生:
かっこいいって思うと言うか、これ以上ないでしょって思ってます。

― 笑 -

中居:無茶苦茶カッコイイよ。

羽生:
なんだろう…だって本当にいろんな逆境があって、66年ぶりとか、66年前にやって連覇をした方も、すごく応援していただいていしたし、何よりもスポーツってこうやってみるものじゃないと思うんですよ。

フィギュアスケートって本当に特別だし、その中でも特別な扱いをさせていただいていると思うので、これ以上ない勝ち方をして、

中居:これ以上ないよぉ

羽生:
これ以上ないものを頂いたのだと思います。

中居:
いやぁ、素晴らしいものを拝見させてもらったと思います。

 

ここで黄金世代と言われる、1994年生まれのアスリートの方からのメッセージが紹介されました。

意識していませんでしたが、94年生まれの方、活躍されている方が多いのですね。

紹介されたのは、エンゼルス大谷翔平選手、競泳萩野公介、瀬戸大地、、そして羽生選手の地元の方々でした。

 

・大谷選手
すごいなと思いますし、同級生なのでみんな応援しているのではないかと思うので、ホントにおめでとうございますというか、すごいなと思います。

・萩野選手
今日の羽生君も素晴らしい演技で金メダルを獲りましたし、そのパワーももらえて、今日はこうやって予想よりもタイムが出たかな、と思います。
しっかりと僕も羽生君を見習って、爪の垢でも煎じて飲みたいぐらいですね。頑張ってみたいと思います。

・瀬戸選手
やっぱり絶対的王者はケガして、全然試合とか出ていなくても本番で勝つし、今回冬の競技でワンツーしているので、東京オリンピックの夏の競技では、自分たちが水泳の方でワンツーフィニッシュができるようにしたいなと思うので、一番いいのを目指して自分は、自分ができることをしっかりやっていきたいなと思います。

 

最後に、羽生選手の恩師、都築章一郎さん(80)がメッセージで、「帰ってきて落ち着いたら家族の皆さんと一緒にサウナでも行こうよ、そして少し癒そう」と話します。

スタジオでは、くしゃくしゃの笑顔で「サウナなんだぁ」と少し残念そうに言う羽生選手。

するとすかさず中居君が「サウナでいいですか?」

羽生選手は、「温泉の方がいいな、疲れを取りたい」と、スタジオ中で笑っていました。

 

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中居:
会場にも日本の応援に駆けつけてくれた人がいらっしゃいました、日本でも遠いところから。
やっぱり励みになったりするんですかね。

羽生:
もちろんそういうのはホントひしひしと、ずっと感じていました。
自分がプレッシャーを感じられるって言うのはやっぱり期待の証、応援の声だと思っているので、プレッシャーを感じている間は、ホントにこんなにも応援していただけているんだな、というのをすごく感じながら。

 

中居:
それが重かったりとか、背負うものがあまりにも重すぎて、押しつぶされちゃうみたいなことはないんですね。

羽生:
架空のものだけど押しつぶされるぐらいの物理的なものを感じるじゃないですか。

それを考えようにすれば、後ろから押していただけるものにもなる。
それはすごく特別にいろいろこうやって応援していただいているからこそ、感じられる部分なのかなというふうにも思っています。

 

中居:
王者とか、絶対王者、怪物じゃないか、こういうフレーズはいかがですか?

羽生:
(苦笑いしながら)どうですかね、さっきも言ったように設定は盛りすぎかなと思います(笑)

― 笑 -

中居:
周りが騒いでいる分、ご自身ではそんなことないんだろうなって思って。

羽生:
自分でも自分の人生が不思議で、こんなに山あり谷ありをずっとやってきて、最終的にこの金メダルも1000個目、なんでこんなについているんだろうなって思います。

 

中居:
記念すべきって言うね。
でもいろんな世代のアスリートの人がこうやって刺激をもらっていると、どういう風に思われますか?

羽生:
羽生世代とか、大谷選手も羽生世代とか言っていただけるのは、ほんとありがたいんですけど、むしろ 僕が大谷さんや瀬戸さんの世代だと思っているので。

中居:
お互いにそう思われているってことでしょうね。

 

最後に、感謝というテーマにちなんで、感謝したい人を聞いていました。

 

中居:
選ぶのは難しいと思いますが、羽生選手にとって感謝を伝えたい、感謝の思いが強い方っていらしたら教えていただきたいのですが。

羽生:
家族ですかね、あんまり人前でこういうこと言うのは恥ずかしいし、あんまり言わないでって言われてはいるんですけど、一番言いたいのは家族ですね。

中居:
ああー、ほんとやっぱり一番近くで見ていてくれているし…

羽生:
コーチは変わったりもするじゃないですか、もちろん試合だったら会場も変わったりします。

そこについてきているのは、ずっと家族なので、ずっと見てくださってありがとうっていうのはすごい思っています。

そのあと、お互いに挨拶したりして、スタジオ中が拍手で終わりました。

 

 

感想

いつもながら、本当に考え方のしっかりした選手だなと思います。

今までたくさんの困難を乗り越えて来たからこそ、こんなふうに冷静に前向きに考えることができるようになったのでしょうか。

ケガの経験を活かして、いろいろな文献も勉強して、自分を支えるものにしていったのかな、と思いました。

 

足の状態があまり良くないのに、金メダルを獲るなんてすごいです。

体調が万全なら、もっとすごい点数を叩き出していたのでしょう。

少し残念ですが、それは羽生結弦選手自身が一番残念に思っているのかな、と思います。

 

次の目標は、4回転アクセルと公言しています。

子供の頃からの目標だったそうです。

未だ、誰も飛んだことがないジャンプ、羽生結弦選手ならきっと、一番に飛べるのではないでしょうか。

そしてまた伝説を作りそうです。

怪我に注意してぜひ頑張って欲しいです。

 

まだまだ羽生選手からは目が離せません。

羽生結弦選手、本当にお疲れさまでした。

これからも応援していきます。

 

 

それでは、
最後までお読みいただきありがとうございました。



 

 

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  1. ティナ より:

    お騒がせしてすみません、
    私は外国人でその番組を翻訳したいと思ってて、
    でも萩野公介さんの羽生選手へのメッセージは前半の「今日の羽生くんも素晴らしい演技で金メダル取れましたし」しか聞き取れなかったが。
    もし良かったら、その後の話を教えてもらえますか?
    お手数ですが、よろしくお願いします!

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