甘酒の種類別 健康&美容効果・飲むタイミングは?|林修の今でしょ講座
投稿日:2018年12月12日 更新日:
「林修の今でしょ!講座 3時間スペシャル」の冬にこそ名医が勧める3大食品「そば・甘酒・もち」から、「甘酒」についてまとめました。
番組情報
テレビ朝日
12/11 (火) 19:00 ~ 21:48
林修の今でしょ!講座 3時間スペシャル
冬にこそ名医が勧める3大食品「そば・甘酒・もち」驚きの健康パワーを徹底解明
MC:林修、進行:松尾由美子(テレビ朝日アナウンサー)
講師:友竹浩之 / 尾関健二 / 川本徹
学友:高橋英樹 鈴木杏樹 光浦靖子 / 八木亜希子 伊集院光 濱田龍臣 / 向井理 劇団ひとり 新井恵理那
未成年でも甘酒は飲める?
米麹からつくる甘酒はアルコール0%
酒粕からつくる甘酒はアルコール1%未満で清涼飲料水
未成年が飲んでも法律上問題はない
※ただし運転前や妊婦の方は十分ご注意ください
甘酒の種類と健康効果
甘酒には、米麹からつくる「米麹甘酒」と酒粕からつくる「酒かす甘酒」の2種類あり、それぞれの効果は次のようになっています。
■米麹甘酒
米と麹菌で作られる甘酒で、麹菌は味噌や醤油にも使われる菌類です。
かぜ&インフルエンザ&高血圧に効果が期待できます。
■酒かす甘酒
酒粕は日本酒の搾りかすです。それに砂糖を加え、お湯で溶くと酒かす甘酒になります。
肥満&肌トラブルを改善する効果が期待できます。
米麹甘酒
免疫力アップ効果
・ブドウ糖、オリゴ糖、アミノ酸(必須アミノ酸)、ビタミンB群と、善玉菌のエサになる栄養素が豊富
・およそ70%の免疫細胞が腸内にあり、免疫細胞は、善玉菌が増えると活性化する
・米麹甘酒の豊富な栄養素 ⇒ 善玉菌が増える ⇒ 免疫力アップ
■なぜ栄養が豊富?
・米麹甘酒は、米と麹菌で作られる
・麹菌は味噌や醤油にも使われる菌類
・麹菌はでんぷんやたんぱく質を分解するために酵素を出す
・酵素がでんぷんはブドウ糖に、たんぱく質はアミノ酸に分解する
・食べ物は唾液や胃液などの消化酵素でアミノ酸やブドウ糖に分解して吸収するが、米麹甘酒は、すでに分解された栄養だからすぐに吸収できる
・麹菌は熱を加えると死んでしまうが、市販の米麹甘酒は、麹菌が既に栄養を分解し終わっているので、熱しても栄養は損なわれない
高血圧予防効果
・麹菌がつくるペプチドが血圧上昇を抑制する
・血圧上昇に関わるホルモンは、朝に活発になるので米麹甘酒を朝飲むとよい
・無糖ヨーグルトと米麹甘酒を1:1で合わせるとより効果が期待できる
・米・ボストン大学の研究でヨーグルトは高血圧予防に効果が期待できると発表されている
酒かす甘酒
肥満改善効果
・脂の吸収を抑える成分「レジスタントプロテイン」が含まれている
・レジスタントプロテインは吸収されにくいたんぱく質
・食事でとった脂を包み込んで体の外に排出してくれる
・食事と一緒に飲むとより効果が発揮できる
・適量は200~300ml
肌トラブル改善効果
・コラーゲンは加齢により年々減少
・コラーゲンの減少を抑えるパワーがある
・コラーゲン生成を活性化する成分「α-EG」
・「α-EG」は、米麹と清酒酵母を混ぜたときにつくられる
・「α-EG」は米麹の甘酒には含まれていない
・しょうがを擦っていれるとさらに効果がアップする
・しょうがの辛味成分ジンゲロールは加熱によりショウガオールに変化
・ショウガオールには、強い抗酸化作用があり酸化から肌を守る
■「α-EG」の効果
・1週間でコラーゲンを作る細胞が活性化して、コラーゲンが作られる
・1週間飲むと、コラーゲンを増やす効果が1ヶ月継続する
・肌細胞を作る夜に飲むとよい
まとめ
■米麹甘酒
・かぜ&インフルエンザ&高血圧に効果が期待できる
・高血圧予防には朝飲むとよい
■酒かす甘酒
・肥満&肌トラブル改善効果が期待できる
・肌のためには夜のむとよい
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甘酒は体によいことは知っていましたが、米麹甘酒と酒かす甘酒で、効果がこれだけ違いました。
目的に合わせて飲み分けるといいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。