林修の今でしょ講座|焼き鳥の部位別栄養と効果・名医が選ぶ部位ベスト5
投稿日:2018年8月7日 更新日:
テレビ朝日の番組「林修の今でしょ!講座 3時間スペシャル」、今回は「「焼き鳥」「枝豆」「わさび」驚きの健康パワーを徹底解明SP!」です。
焼き鳥も、枝豆も、わさびもおつまみなどでよく食べる食材ですが、特に夏の弱った体に有効で、名医が夏に食べるべき食材として紹介しています。
「焼き鳥」「枝豆」「わさび」には、どんな健康パワーがあるのでしょうか?
ここでは、焼き鳥パワーについてまとめました。
番組情報
テレビ朝日
8/7 (火) 19:00 ~ 21:48
林修の今でしょ!講座 3時間スペシャル
■概要
「焼き鳥」「枝豆」「わさび」驚きの健康パワーを徹底解明SP!
・食べると夏バテ予防や疲労回復、肝機能や、骨を強化する部位はどこなのか、栄養素と一緒に大発表!
・更に医学的に理にかなった焼き鳥の食べ順や、相性の良い薬味など、焼き鳥情報が満載!
■出演者
MC:林修、松尾由美子(テレビ朝日アナウンサー)
講師:大和田潔、星野泰三、西堀すき江、赤石定典
学友:名取裕子、古坂大魔王、足立梨花、伊集院光、鈴木杏樹、松田丈志
焼き鳥パワーの理由
焼き鳥は、唯一鶏肉の全部の部分を食べることができます。
それが焼き鳥パワーの秘密です。
焼き鳥の塩分
焼き鳥には、タレと塩がありますが、塩分は気になるところです。
1本あたりの塩分は0.5gで、1日の塩分摂取量上限の目安は、男性16本、女性14本になります。
塩もタレも鶏肉の表面にまとわれているので、意外と塩分は控えめなのだそうです。
また、焼き鳥を夏におすすめする理由の一つに、塩分もあります。
夏は汗をかき、塩分が不足しがちなので、焼き鳥を食べることで塩分を補給できます。
焼き鳥を夏に食べるべきポイントまとめ
・全身の部位を食べられる
・適度な塩分がとれる
焼き鳥の人気部位・ランキングベスト10
焼き鳥で好きな部位はどこか、1000人にアンケートした結果です。
焼き鳥の人気部位ランキングベスト10
10位:鳥軟骨
9位:ハツ
8位:砂肝
7位:ささみ
6位:ムネ
5位:鶏皮
4位:レバー
3位:つくね
2位:ねぎま
1位:もも
あなたの好きな部位は何位でしたか?
名医が夏にオススメする焼き鳥の部位・ベスト5
健康効果を考えた時に、名医が夏におすすめする焼き鳥の部位、ベスト5です。
5位:ムネ
ムネ肉の栄養と効果
・脂肪分が少なく低カロリー
・たんぱく質が豊富
・やわらかく消化が良い
・暑い夏を乗り切るための栄養素、イミダゾールジペプチドが豊富
■イミダゾールジペプチドの効果
・食欲不振や疲労を回復し、夏バテを予防する
細胞の酸化を防ぐ抗酸化作用があるので、細胞の酸化による疲れを、抗酸化作用により軽減してくれます。
・加熱調理しても壊れない。
・疲労回復には、1日に50g、焼き鳥だと2本でOK
■オススメの食べ合わせ
ムネ肉+カツオのタタキ
カツオにもイミダゾールジペプチドが豊富なので、Wの効果で夏バテ予防になります。
鳥が長時間飛んでも疲れないのは、羽の付け根にイミダゾールジペプチドが含まれているためで、牛ももや豚もも、マグロ、カツオなどにも含まれていますが、鳥が一番多いのです。
4位:鶏皮
鶏の皮は脂が多いが、鶏肉に含まれる脂は、牛・豚に比べ、不飽和脂肪酸が多く、体内で固まりにくいです。
鶏皮の栄養と効果
・鶏皮に含まれるビタミンKが骨を丈夫にしてくれる
・人間の骨は約40%がたんぱく質でできているが、ビタミンKは、カルシウムとたんぱく質を材料に、骨を丈夫にしてくれる働きがある
・ビタミンKは、骨粗しょう症の治療薬にも使われている
・アルコールを摂取するとビタミンKは減るので、アルコールを飲むときにはビタミンKを摂るとよい
・1日150㎍、鶏皮なら2本~4本で1日分が摂れる
■オススメの食べ合わせ
「鶏皮+冷奴+シラス」
豆腐のたんぱく質、シラスのカルシウム、鶏皮のビタミンKで骨粗しょう症予防になります。
また、鶏皮に含まれるビタミンKは、骨を丈夫にします。
※抗凝固剤、ワルファリンなどで治療中の方は医師の指示に従ってください。
ビタミンKは、パセリ、しそ、納豆など、主に植物に含まれてるので、動物に含まれているのは珍しいです。
ビタミンKは、少しずつ減るので、毎日少しずつ摂ることでキープができます。
3位:砂肝
砂肝は消化管です。砂肝で食べたものをすり潰して消化しています。そのため砂肝は、脂肪がほとんどない筋肉です。
砂肝の栄養と効果
・低カロリーで高たんぱく、100gあたり94kcal、糖質もほとんどない
・ダイエットには最適
・夏に不足しがちで、体内で作れない栄養素亜鉛が豊富に含まれている
■亜鉛の働き
・エネルギーの代謝や免疫機能をサポート
・亜鉛を積極的に摂ることで、新陳代謝をよくし、皮膚や髪の毛を美しく保つことができる
・砂肝2本で、1食分に必要な8割の亜鉛を摂ることができる
汗の中には、いろいろなミネラルが含まれていて亜鉛も含まれています。
亜鉛が不足すると、味蕾の働きが弱くなり、味が感じにくくなり、味覚障害になります。
亜鉛は大切な栄養素ですが、人間は亜鉛を排泄できる量が決まっているので、多量に摂ると体に溜まり腎臓が傷んでしまうので、摂りすぎには注意が必要です。
■オススメの食べ合わせ
「砂肝+トマト」
トマトのリコピンと砂肝の亜鉛が、夏に弱った肌をWの効果で回復してくれる効果が期待できます。
2位:ねぎま
ねぎまは、ネギともも肉で肝臓の働きを活性化してくれます。
ねぎまの栄養と効果
・もも肉(ビタミンB1)+ネギ(アリシン)=アリチアミンに変わる
・アリチアミンとは、夏場に弱りやすい肝臓の働きを活性化してくれる成分
・肝臓の働きを維持するためには、ビタミンB1とアリチアミンが必要で、アリチアミンはビタミンB1より体内に吸収されやすい
・二日酔い予防
アルコールの分解にはビタミンB1が必要だが、ビタミンB1はアルコールを摂ることで減少する。アリチアミンにパワーアップすることで、より分解機能が高まる。
・お酒のおつまみに最適
アリチアミンが含まれているねぎまは、お酒のおつまみには最適。ニンニクやニラにも、アリチアミンが含まれているので、お酒のおつまみに利用するとよい。
1位:レバー
レバーは、ビタミン類、亜鉛や鉄分など金属類の栄養素など、鶏の全部位の中でトップクラスの栄養素が含まれています。
レバーの栄養と効果
・夏は運動量が増える人が多く、運動は鉄分を消費するので、レバーがおすすめ
・夏の貧血予防には、鉄・葉酸・ビタミン12が豊富なレバーが最適
・血液を作るのには、たんぱく質も必要なため、ムネ、もも、ささみなどを一緒に食べるとより効果的
・レバーは1日1本で、1日に必要な量がとれる
ビタミンAなどの脂溶性ビタミンは、過剰摂取すると有害な働きをもたらす可能性があるので、栄養素の豊富なレバーは食べる量には注意も必要です。
アルコールとの相性
・タレ味
タレには糖質が含まれているので、アルコールは糖質を含まない焼酎やハイボールがオススメ
・塩
塩は日本酒を美味しくするので日本酒がオススメ。白ワインをあわせてもあう
・レバー
赤ワインがあう
ビタミンCを摂ると鉄の吸収が良くなるので、柑橘類のサワーなどもオススメ
名医がすすめる夏に食べるべき焼き鳥の部位・まとめ
5位:ムネ
イミダゾールジペプチドには疲労回復効果があり、夏バテ予防に効果的
4位:鶏皮
ビタミンKが骨を丈夫にする。ビタミンKはアルコールを摂取すると減るので鶏皮のおつまみはおすすめ
3位:砂肝
亜鉛でエネルギーの代謝や免疫機能をサポートし、皮膚や髪の毛を美しく保つことができる
2位:ねぎま
アリチアミンが夏場に弱りやすい肝臓の働きを活性化し、二日酔い予防にもよい
1位:レバー
ビタミン類、亜鉛や鉄分など金属類の栄養素など、鶏の全部位の中でトップクラスの栄養素が含まれている。夏の貧血予防によい。
こんな記事もあります。
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・林修の今でしょ講座|バナナの健康効果・血管&脳にいい効果的な食べ方
さて、いかがだったでしょうか。
焼き鳥が部位によって、こんな健康効果があるのは嬉しいです。
いろいろな部位を楽しみながら、健康になれそうですね。
でも、食べ過ぎには注意です(^^;)
最後までお読みいただきありがとうございました。
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