『カードキャプターさくら クリアカード編』10巻あらすじ&ネタバレ!感想
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なかよしで連載されている「カードキャプターさくら クリアカード編」。
今月に入ってすぐコミックス10巻が発売されました。
物語は佳境に向かっているように思えますが、今回はどんな展開が待っているのでしょうか?
今回は「カードキャプターさくら クリアカード編」10巻の簡単なあらすじやネタバレ感想などをまとめていこうと思います。
10巻には45話~49話と秋穂と海渡の特別編(番外編)が収録されています。
シリアスな本編とは違い、番外編はほのぼのした内容になっています。
主なキャラクター
◾️木之本桜
友枝町に住む友枝中学校に通う中学1年生。強い魔力の持ち主で、クロウカードの主となる。のちに主として使えるよう、すべてさくらカードに変えた。
◾️李小狼
友枝中学校に通う中学1年生で、さくらとは相思相愛。小狼もさくらほどではないが強い魔力の持ち主。
一時的に香港に帰っていたが、この春さくらの手助けをするため、友枝町に帰ってきた。
◾️ケルベロス
クロウカードの守護者で相性は「ケロ」。
さくらをカードキャプターにした張本人で、さくらの家に住んでいる。仮の姿はぬいぐるみのようだが、真の姿はライオンのような感じ。
◾️大道寺知世
さくらの大親友でお金持ちのお嬢様。
さくらの大ファンで、さくらを撮影したり、カードを捕まえる時のコスチュームを作るのが趣味。
◾️詩之本秋穂
友枝中学校に転校してきた帰国子女。
ふんわりと可愛らしい女の子で、敬語でみんなに話す。さくらと似ていると言われることが多い。
小さい頃から一緒にいるマスコットのモモがお気に入りで、いつも一緒にいる。
◾️ユナ・D・海渡
秋穂と一緒に暮らしているお世話係。
彼自身も強い魔力の持ち主のようで、さくらが禁忌の魔法を発動させることができるカードを作ってくれることを待っている
『カードキャプターさくら クリアカード編』10巻あらすじ
さくらたちはみんなでお弁当を食べながら、奈緒子が全校交流会の脚本を書くことになったことを知ります。
スランプ気味だった奈緒子でしたが、「どんなお話になるのか楽しみ」と言うさくらと秋穂を見ていて「これだ!」と何かを思いつきます。
そして思いついたのが「2人のアリス」という不思議の国のアリスをベースにしたオリジナルストーリー。
アリスがどこからか聞こえてくる歌に誘われて不思議な国へ行き、そこで自分とそっくりなもう1人のアリスに出会うという内容だそうです。
秋穂とさくらが似ていると、クラスメイトや父の藤隆に言われて不安を感じてしまうさくら。
小狼は裏方にまわりたかったのに、奈緒子から出演オファーされてしまいます。
歌は知世に、歌詞は奈緒子が考えて、作曲は山崎にしてもらうことになりました。
そんなある日、さくらが部活をしているとローブを着た人物が現れ、それを追いかけるさくらでしたが、それは固着すると「幻影(MIRAGE)」のカードになるのでした。
10巻ネタバレ
さくらの夢の内容が知れてしまう
「幻影」のカードを固着したさくらは、小狼の家に行ってローブの人物のことを話します。
背は自分と同じくらいというのを聞いて、「海渡じゃないのか」と内心思う小狼。
さくらは小狼に言われて「記録」のカードでローブの人物を見せ、小狼によりこのローブはヨーロッパで代々強い魔術を生み出すことで有名な一族のものだと分かります。
これまで見た夢も映し出してもらうと、そこには最初の頃に出てきた竜の姿もありました。
小狼は、それは知らないものの、これは創り出されたもので、かなりの魔力がないと顕現できないものだということ。
夢は進み、小狼がローブの人物だと分かる場面も出てきてしまいますが「こんなローブは持っていない」と言われて安心するさくら。
その後「夢見(DREAMING)」のカードになり(ローブの人物の絵柄)、さくらは「やっぱり夢だよね」と笑顔を見せていましたが、「夢見には予知夢の意味もある」と小狼に言われて不安な表情を浮かべるのでした。
デートのお誘い&懐かしいキャラクターも
小狼はカードの精霊たちに励まされながらも「余計なことをさくらに言ってしまった」と落ち込んでいました。
そんな小狼に「デートに誘ったら」と提案する「光」のカード。
翌日の登校時、帽子が木の枝に引っかかって困っている友枝小学校の生徒を助けるさくらの姿がありました。
そして話の流れで寺田先生が小学生の担任だという話になり、途中で合流した小狼、知世と思い出話に花を咲かせていました。
その後知世の計らいで2人きりになった小狼とさくらでしたが、なかなか言えずにいる小狼の代わりに「デートってさっさと言えやー!」とついてきていたケロに先に言われてしまうのでした。
海渡の体調不良と「鏡」はどこへ?
何度も時間を巻き戻したり無茶をしていたせいか、秋穂のいない自宅で食器を落としてしまったりとかなり苦しそうな状態になっていた海渡。
秋穂には普段通り接していますが、秋穂も海渡の顔色が悪いことに気づいて心配していました。
また、さくらたちの通う学校では、おそらく海渡の力でみんなの時間が止まり、唯一動けるさくらと小狼も、持っていたさくらカードをばらけさせてしまいます。
一通り回収できたものの、「鏡」のカードだけ行方不明になっているのでした。
さくらとモモがついに対面
秋穂がさくらにかけられた優しい言葉に涙を流していると、何らかの力が発動します。
さくらの持っていた撫子の時計が「時の魔法」を発動させてしまったのです。
そこへいままでマスコットとしてさくらと接してきたモモが現れ、「時計に動くことを許されたのは私とあなただけ」と、意味深なことをさくらに告げるのでした。
作品データ
作者:CLAMP
タイトル:カードキャプターさくら クリアカード編
巻数: 10巻(45話~49話と秋穂と海渡の特別編(番外編)が収録)
出版社:講談社
前作の「クロウカード編」と「さくらカード編」では2つ合わせて全12巻で完結していましたが、今回はクリアカード編だけで10巻まで来てしまいました。
さくらとモモが会話をしたり、海渡の体調がかなり危険になっていることから、物語は佳境に向かっているのかもしれません。
「2人のアリス」というのは、さくらと秋穂を示しているところもあると思いますが、奈緒子の書くお話はハッピーエンドで終わりそうな気がします。
海渡が命を削ってまで欲しいカードが、いったいなんなのかが気になりますが、個人的には「寺田先生」という懐かしい名前が出てきたのが嬉しく思いました。
利佳の時のように回想シーンじゃなくて本編にも登場してほしいなと思ってしまいます。
最後までお読みいただきありがとうございました。