お酢の種類別効果とおすすめの使い方!黒酢.リンゴ酢.バルサミコ酢|林修の今でしょ講座
投稿日:2018年4月18日 更新日:
「林修の今でしょ!講座 3時間スペシャル」のお酢の特集をまとめました。
お酢はスーパー食材(調味料ですね(^^;)で、脂肪&血圧&血糖値を下げる効果があるとのことです。
「長寿」というキーワードで紹介されていましたが、体を老けさせないので、「アンチエイジング」になります。
健康にも、美容にもいい、嬉しいスーパー調味料です。
番組情報
テレビ朝日
「林修の今でしょ!講座 3時間スペシャル」
2018年4月17日(火)
夜7時~
番組概要
「お酢」だった!脂肪&血圧&血糖値を下げる“お酢”の効果とは?「健康長寿の方々がよく摂っているお酢ランキング」を発表!「医学的に正しいお酢の摂り方&種類」を解説!調理法や1日に摂取して良い適量などが明らかに!更にお酢の効果を最大限に引き出す“摂り方”が続々!体に効果があるお酢を摂るタイミング、食べる以外で役に立つお酢の使い方などゲストの井ノ原快彦が「きょうイチ」驚いたお酢活用法とは?
健康長寿がよく使うお酢ランニング
ご長寿がよく使っているお酢を、ランキングで紹介
1位:黒酢
2位:穀物酢
3位:米酢
4位:リンゴ酢
5位:バルサミコ酢
1位は黒酢でした。
お酢の3つの効果
お酢にはどんな効果があるのでしょうか?
お酢には「酢酸」が入っていて、「酢酸」が体を老けさせないのです。
酢酸はどんな種類のお酢にも入っているので、お酢の種類にかかわらず、次の3つの効果があります。
①血糖値を下げる
②血圧を下げる
③内臓脂肪を減らす
①血糖値を下げる
食後の血糖値の上昇を抑えられる
②血圧を下げる
アデノシンという成分により血圧を下げる効果がある
・酢酸が体内に入ると細胞がアデノシンを分泌
・アデノシンが血管を広げ血流をよくしてくれる
・ただし摂り続けないと効果がなくなる
・たくさん飲んでも血圧が下がり続けるわけではない
・ある一定のところまで下がるので、高血圧の人が飲むと効果が期待できる
③内臓脂肪を減らす
AMPKという成分により内臓脂肪を減らす
・AMPKが脂肪の合成を阻止
・脂肪を燃焼させる
・皮下脂肪についての効果は報告されていない。内臓脂肪に効果がある
運動と合わせるとより効果的
・AMPKは運動後に体内に生じる酵素だが、お酢を摂ることでもAMPKが体内に生じる
・運動とお酢を合わせれば、より効果が期待できる
効果の実験
2週間の検証実験を行いました。
実験方法
・被検者は11人
・お酢を大さじ1杯、毎日とる
・使い方は自由、飲んでも料理でもいい
・暴飲暴食禁止
実験結果
内臓脂肪が、11人中6人が—1%から最大—21%減少
※内臓脂肪は100㎠を超えると生活習慣病のリスクが上がる
お酢の種類別効果
①血糖値を下げる
②血圧を下げる
③内臓脂肪を減らす
この3つの効果の他に、お酢の種類によって個別の強みがある
黒酢
黒酢は肝臓を老けさせない
・肝臓は体に必要な栄養素(アミノ酸)を生成
・必須アミノ酸は、体の中では作れない
・体に必要な栄養素が作れないと体が老ける
・黒酢には必須アミノ酸9種類のうち8種類が入っている
メカニズム
・肝臓は食べ物のタンパク質を分解して、アミノ酸に変えている
・肝臓が老けるとアミノ酸を合成できない
・黒酢に含まれるアミノ酸が、肝臓をサポートするのが黒酢
・アミノ酸作りで疲れた肝臓をサポートしてくれる
・黒酢でアミノ酸を取ると肝臓が休憩できる
おすすめの使い方
・炒め物
・豆乳200cc 黒酢大さじ一杯はちみつ小さじ一杯でヨーグルトドリンクのような飲み物になる
リンゴ酢
リンゴ酢は血管を老けさせない
・カリウムが豊富で、血管の中の余計な塩分を排出する
・リンゴ酢は、穀物酢の15倍のカリウムが入っている
・量が多ければそれだけ外に出す働きがある
・カリウムはナトリウムを体の外に排出する
メカニズム
・塩分の摂りすぎは喉が渇く→水を飲む
・血管の中に塩分が多いと、それを薄めようと体の中の水分が集まってくる
・水分が増えることで、血管の中の血液の量が増える
・血管に増えた血液を全身に送るためには今以上に圧力をかけなければいけない
→ これが高血圧、心臓や血管に負担をかけてしまう
・カリウムは余分な塩分を尿と一緒に体外へ排出し、身体を余計な塩分から守る
※ただし腎臓が悪い人はカリウムの摂りすぎに注意
おすすめの食べ方
・リンゴ酢ピクルス
・アジの干物にリンゴ酢をかける
干物の過剰な塩分をカリウムで排出
カリウムが余分な塩分を排出するので、レモンをかける間隔で、塩分が気になる方はぜひお試しを
バルサミコ酢
バルサミコ酢は肌や髪を老けさせない
・活性酸素を退治する穀物酢の9倍ポリフェノールが豊富
・抗酸化作用がある
メカニズム
・ポリフェノールは活性酸素を抑える
・活性酸素が増えると、肌の細胞を酸化させる。これがしみやしわになる
・ポリフェノールはその活性酸素を抑え、肌や髪の老化を防いでくれる
おすすめの食べ方
・グリルチキンのバルサミコソース
・弱火でとろみが出るぐらい煮込んだバルサミコ酢をアイスにかける
Q&A
1日どれくらい取ればいいの?
お酢を飲む量は、1日大さじ1杯(15ml)が適量
保存の仕方
冷蔵庫でも常温でもどちらでもオッケー
酢の物を食べるタイミングは?
お酢の酢酸を、最大限効果的にとる酢の物の食べ方は、食事の最初に食べる。
それにより血糖値の上昇を防ぐことができる。
お酢はいつとるのが良いか?
・血圧の上昇を緩やかにするには朝 → 朝は血圧が上昇するため
・夜にとると、お酢に含まれるクエン酸の効果で、疲労回復が期待できる
お酢を直接飲むのと、料理に使うのはどっちが良いか?
・料理の調味料として使うのがおすすめ。火を通しても効果は変わらない
・どちらの摂り方も、お酢の栄養は変わらないが、お酢自体飲み慣れていないと刺激が強く、むせたり胃がやられる可能性がある
※酢は刺激が強いので取りすぎに注意。1日大さじ1杯が適量
参考
きゅうりたっぷりのサラダにお酢をかけると・・・
ビタミン C をより効率的にとれる
・きゅうりのアスコルビナーゼという酵素が、ビタミン C を破壊する
・アスコルビナーゼの働きを酢が抑える
手巻きずし
血管をより老けさせない具材は・・・
納豆 + 野菜 + 脂の乗った魚
【例】
納豆+大葉+ハマチ
※かいわれでも抗酸化作用が強く血管にはおすすめ
お味噌汁
骨を老けさせない
・お酢はカルシウムの吸収率をアップさせる
【例】
・豆腐かしじみなら、しじみの味噌汁
・豆腐はそのまま食べれるので、カルシウムのロスがない
・加熱前にお酢を入れると、貝殻からカルシウムをはがして、カルシウムがお味噌汁に流れ出る
・入れる量は、200cc に対して小さじ一杯ぐらい
・あさりでもオッケー。貝殻なら効果がある
・魚介以外だと骨がついたもの、スペアリブや手羽先なら1.8倍
・鶏肉のコラーゲンは1.4倍
ラーメン
・ラーメンは、血糖値を上げやすいので、お酢を入れることで血糖値上昇を抑えられる
・お酢には脂肪を分解する働きもある
減塩
・お酢には減塩効果がある
・少量の塩を酢で、塩の味を引き立てる
天ぷら
お酢の力で天ぷらをカラッと揚げる
・お酢で小麦粉のグルテンの粘りを取る
・小麦粉と水を混ぜ、お酢を入れて衣にする
・お酢は小さじ一杯ぐらい
こんな記事もあります。
・夏野菜の栄養効果・医師が選ぶ体に良い夏おすすめの旬野菜ベスト5/林修今でしょ
・林修の今でしょ講座・老けない最強油No.1.名医注目最新油.米油.ナッツオイル.Q&A
注意
お酢は弱点のない最高の調味料だが、注意点も
・取りすぎると胃が荒れてしまうので、1日大さじ一杯程度が適量
・お酢が歯のエナメル質を壊す可能性があるので、食後にしっかり歯を磨くことが大事
まとめ
お酢は、種類にかかわらず、3つの効果がある
①血糖値を下げる
②血圧を下げる
③内臓脂肪を減らす
種類によっての強みは
内臓脂肪を減らすなら「黒酢」
血管を老けさせないなら「リンゴ酢」
美肌、美髪のためなら「バルサミコ酢」
取り入れ方
・1日大さじ1杯が適量
・飲んでも、料理に使ってもよいが、胃を荒らさないためには料理に使うのがおススメ
・血糖値のためには、朝取り入れるのがいい
さて、いかがだったでしょうか。
お酢は弱点がない、健康にも美容にもよい最高の調味料とのこと。
番組内では、スーパー調味料と言っていました。
個人的には、内臓脂肪に効果があるのが嬉しいです(^^)
おまけに美肌、美髪にもいいのは嬉しいです。
熱を加えてもOK!
手軽に取り入れられるので、美容、健康のためにぜひ取り入れたいですね。
私も早速1日大さじ1杯のお酢、使ってみようと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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