林修の今でしょ講座|昆布のネバネバ栄養効果・健康長寿の効率的な食べ方
投稿日:2018年7月18日 更新日:
テレビ朝日の番組「林修の今でしょ!講座 3時間スペシャル」、今回は「夏によく食べている『ネバネバ食材BEST3』」です。
健康長寿の人がよく食べているネバネバ食材のうち、「とろろ」「オクラ」「昆布」という3つの食材について特集しています。
ここでは「昆布」についてまとめました。
番組情報
テレビ朝日
林修の今でしょ!講座 3時間スペシャル
7/17 (火) 19:00 ~ 21:48
■概要
トロロ・オクラ・昆布“ネバネバ”の成分の驚き健康パワーを徹底解明SP!健康長寿1000人に大調査!夏によく食べている『ネバネバ食材BEST3』長生きの秘密がわかる!
■出演者
MC:林修
進行:松尾由美子(テレビ朝日アナウンサー)
講師:伊藤明子(オクラ)、白澤卓二(オクラ)、田村哲彦(とろろ)、安井肇(昆布)
ゲスト:綾野剛、伊集院光、皆藤愛子、福田成美、室井滋
昆布の栄養と効果
ネバネバ成分「アルギン酸」が高血圧予防
出汁をとった後の昆布にはネバネバ成分のアルギン酸が含まれています。
アルギン酸は、余分な塩分や脂質と結合して、体の外に排出されます。
それにより高血圧を予防し、血管を守ります。
アルギン酸は、ソフトクリームの粘り気や、サンドイッチをしっとりさせるのにも使われています。
昆布と大豆を一緒に摂ると、昆布のアルギン酸が塩分排出、大豆ペプチドが血圧上昇の抑制をし、Wで血管によいのです。
ネバネバ成分「ラミナラン」「フコイダン」ががん予防
動物実験で、がん予防に効果がある研究結果が発表されています。
■昆布のネバネバ成分「ラミナラン」
胃がん予防の効果に期待
■昆布のネバネバ成分「フコイダン」
がんの抑制に期待
最強のネバネバで、今注目されているのは「がごめ昆布」なのだそうです。
北海道の函館周辺の海域でとれる昆布で、他のTV番組でも紹介されていて人気です。
筋肉と脂肪燃焼に「色素成分フコキサンチン」
「昆布×たんぱく質」で筋肉を衰えさせない
フコキサンチンは、赤や茶系の色素に含まれる栄養素です。
フコキサンチンは、筋肉をつくるエネルギーをたんぱく質に送る働きをします。
昆布締めなど、たんぱく質と一緒に摂ることで、筋肉をつくる効率をアップさせます。
「昆布×酢」で脂肪燃焼
フコキサンチンは、内臓脂肪をエネルギーに変えて燃焼させる働きがあります。
特にとろろ昆布は、代謝を促進します。
とろろ昆布を作る際には、長期保存のために酢が使われています。
酢の疲労回復、内臓脂肪の減少効果とあわせ、Wのパワーで脂肪燃焼効果があるのです。
脳の老化を防ぐ旨味成分「グルタミン酸」
グルタミン酸と言えば旨味で有名ですが、それだけではなく、脳の老化を防ぐ効果もあるそうです。
グルタミン酸には、新しい記憶を保存したり、すでにある記憶の探索をする働きをアップさせる効果が期待されています。
昆布のQ&A
昆布の塩分は気にしなくていいの?
塩分を排出する力があるので、あまり気にしなくてもいい
昆布は1日にどのくらい摂るとよい?
乾燥させたものなら1g~2g、昆布巻きなら1~2個
昆布の出汁を効率よくだすには?
30分以上水につけると、旨味がより出る
1度出汁をとった昆布を干してまた使ってもいい?
出きっていない栄養素があるので、よい使い方である
昆布の切り方で栄養は変わる?
昆布は横に切った方がより栄養がでる
昆布出汁は作り置きできる?
熱を加えれば、冷蔵庫で4、5日保存できる。冷凍なら3週間ほど保存できる。
昆布についた白い粉は?
昆布の成分なので拭きとらない方がよい。
(マンニトールという甘味成分)
まとめ
・ネバネバ成分アルギン酸が、塩分&老廃物を排出
・色素成分フコキサンチンを、たんぱく質と一緒に摂ることで、筋肉をつくる効率をアップ
・フコキサンチンと酢の組み合わせのとろろ昆布でダブルの脂肪燃焼パワー
・旨味成分グルタミン酸は、脳の老化を防ぐ
・出汁をとるなら昆布を30分以上水につけてからの方が、より出汁がでる
・昆布を切るときは横向きに切る
こんな記事もあります。
・林修の今でしょ講座|山芋.とろろのネバネバパワー!栄養と効果.食べ方まとめ
・林修の今でしょ講座|オクラのネバネバ栄養パワー!効果的な食べ方で健康長寿
・林修の今でしょ講座|バナナの健康効果・血管&脳にいい効果的な食べ方
さて、いかがだったでしょうか。
出汁をとった後の昆布に、こんなに体によい成分が残っているなら、食べないともったいないですね。
出汁だけでなく、昆布を使った料理ももっと食べたいと思いました。
最後までお読みいただきありがとうございました。