君は春に目を醒ます2巻|5話.6話.7話.8話.9話のあらすじ&ネタバレと感想
投稿日:2019年2月8日 更新日:
前回まとめさせていただいた『君は春に目を醒ます』1巻。
好評発売中の2巻では、絃・千遥・弥太郎の関係が少しずつ変わっていっています。
早速ネタバレしちゃいます!
ネタバレ
2巻での収録話数は5話〜9話です。
短編の読み切り『音の在り処』も収録されています。
5話
5話は絃の誕生日のお話です。
千遥と弥太郎の2人で絃の誕生祝いをすることに。
誕生日当日、ブーケに始まり、下駄箱にバースデーカードや、絃の好きなお店のプリンなど、ささやかなプレゼントに絃は幸せな気分になります。
そして最後は、弥太郎の姉の元へ連れて行かれます。
そこは美容室で、千遥と弥太郎からのプレゼントのワンピースで、絃はかわいらしく変身させられます。
千遥は、昔絃をお姫様にしてあげると約束したことを覚えていて、約束を果たしたのです。
最後はお店でお祝いするはずだったのですが、ハプニングで予約されておらず。
なんとかすると千遥が店員と話している間、絃は弥太郎と2人きりに。
「オレ邪魔だよな」「2人で過ごしたかったよな」そうもらす弥太郎。
絃はとびきりの笑顔で「今日すごく楽しいよ」「私も弥太郎の誕生日お祝いするね」と返します。
思わず泣きそうになる弥太郎。耐えきれず帰ってしまいます。
結局お店は難しく、千遥は絃を夜景の綺麗な場所へ連れていきます。
「17歳おめでとう オレの”お姫様”」と千遥は絃の手の甲にキスをするのですが、これは絃が好きな映画のワンシーンなのでした。
「これからはずっと毎年側で祝うからね」そう約束してくれた千遥に、絃は微笑みます。
6話
6話は千遥の部活のお話です。
千遥は『人工冬眠』に入る前には、弓道部で大活躍していて、元同級生で現担任の樋口に「弓道部に戻ってきてほしい」と頼まれます。
千遥は戻る気はなかったのですが、千遥が弓道をしているのを見てみたいと言ったことで、期間限定で弓道部へ戻ります。
千遥の腕前は凄いのに、なぜ弓道を続けないのか、絃には分かりませんでした。
千遥に聞くと、続けない理由として「自分の中で線引きが曖昧になりそう」と言います。
よくわからない返事に戸惑う絃。
樋口は、病気でなければ弓道でもっと上に行けたはずだったのに悔しい、今ならあの頃の時間をとり戻せる、と千遥を説得します。
その時にとらわれていたらあの頃から先に進めなくなるような気がする、それが千遥の気持ちでした。
「ちゃんと今の時間を生きられるようになりたい」そんな思いから、弓道を遠ざけていたのでした。
絃は千遥が弓道をする姿をみて、千遥が弓道を好きな気持ちを感じたと告げます。
7年前との区切りをつけようとしていると話す千遥に、「区切りをつけるために好きなもの捨てることはない」と返す絃。
「昔の自分をやり直すってことじゃなくて…今の千遥くんが好きなものならそれでいいんじゃないかな」そう話す絃に、千遥は心を動かされます。
そして千遥は結局、弓道部を続ける決心をします。
7話
7話では2人の関係に変化が…!?
6話の弓道部の練習試合後に、千遥の家へ行くことになった絃。
千遥の家はちょうど誰もいなく、絃と千遥は2人きり。
小さい頃は自分の家のようにくつろいでいた事が嘘のように、絃は緊張しています。
千遥母が作ったシチューを食べ終わり、絃が帰ろうとしたその時。
雷雨と風で天気が大荒れになり、しばらく千遥の家で雨宿りすることになります。
リビングでホラー映画を観るのですが、2人でソファに座ると、とても近くて、絃はどきまぎ。
絃が真剣に映画を観てると、千遥は寝てしまい、絃にもたれかかります。
『私ならこの状況じゃ絶対眠れないな…』千遥との気持ちの違いに落ち込む絃でした。
寝ている千遥は夢をみていました。
7年前の絃が、何回起こしても千遥が起きないと泣いている夢です。
夢の中で千遥は絃を・・・。
「千遥くん 起きて」と絃に起こされる千遥。
時間は9時前で、まだ雨もかなり降っています。
遅くなったので、千遥は絃を送っていきますが、その道中千遥は何も喋りません。
ぼんやりした千遥は、「おやすみ絃」と言い、そのまま帰ります。
いつもと違う様子の千遥に戸惑う絃なのでした。
8話
8話は、2泊3日の勉強合宿で、絃・千遥・弥太郎の三角関係に変化が訪れます。
絃と千遥はバスで近い席になります。
仲の良い二人の雰囲気を弥太郎は後ろから眺めていると、同級生の雨村からまた眺めてるだけかと声をかけられます。
弥太郎は雨村に、ネガティブなところがなければモテる、もっと自信を持てと励まされます。
翌日、生徒皆でバーベキューをしている中、絃と弥太郎は雨村に騙され、倉庫に2人きりで閉じ込められてしまいます。
絃を探す千遥に、雨村は二人を密室に閉じ込めたと明るく明かします。
なぜかと不思議がる千遥に雨村は、千遥が同級生になっていなければ、絃と弥太郎は今頃付き合っていたはず、絃と付き合ってるわけではないなら邪魔をするなと言います、
一方、絃と弥太郎。
段々寒くなり、絃は震えとくしゃみが止まらなくなり・・・
弥太郎は自分が着ていたジャージを絃へかけ、その上から抱きしめます。
「大丈夫だから」という絃に、弥太郎の抱きしめる力が一層強くなり…。
そこへ倉庫のドアが開き、千遥が。。。
絃と弥太郎の姿を見て、千遥の心はざわつきます。
9話
9話は更に三人の関係に進展が!
弥太郎と雨村が仲良くなったキッカケは、中学時代、雨村がカツアゲにあっているのを弥太郎が助けたことでした。
雨村は『人工冬眠』は時間を超える、眠っている本人だけでなく、周囲の人の運命も大きく変えるのではないかと興味を持っていました。
弥太郎は雨村に人工冬眠に関する本を借りていました。そんなことから2人は仲良くなったのです。
話は戻り、9話の続きへ。
倉庫での一件で、千遥は弥太郎を問い詰めます。
自分は絃の兄だから見過ごすわけにはいかないと。
弥太郎は、なぜ謝らなければいけないのかと気付きます。
考えてみれば千遥は絃の兄でもなければ、保護者でも彼氏でもありません。
千遥の胸ぐらを掴み、「お前はあいつの兄でも保護者でもないただの他人だろうが!」
そう言われた千遥は呆然とするのでした。
その夜、千遥は眠れませんでした。
千遥は弥太郎に言われたこと、そして雨村に言われた『千遥がいなければ絃と弥太郎は付き合ってただろう』という言葉を考えていました。
絃は恋人が出来てもおかしくない歳なんだと実感し、それと同時に絃が誰かと付き合うのは嫌だという気持ちに気づきます。
「―この気持ちが”兄”じゃないならなんなんだ」
その思いをそばで聞いていた絃は、千遥に自分の気持ちを絃に伝え・・・。
作品データ
縞あさと
『君は春に目を醒ます』2巻
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以上が2巻のあらすじ&ネタバレです!
少しずつながらも近づいていく絃と千遥、そして頑張る弥太郎に、目が離せなくなってきました。
今回も透明感のある絵と印象的なモノローグに惹き付けられてしまう1冊。
あらすじはザックリです。
細かい展開や、キュンキュンするシーンはぜひ、本編を読んでくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。