フィギュアルール改正変更点・羽生結弦有利で3連覇?宇野・友野日本選手は?
投稿日:2018年4月12日 更新日:
フィギュアスケートの国際ルールが改正になります。
平昌オリンピックではザギトワ選手が、基礎点を上げるためにジャンプを全て後半に跳ぶというプログラムを滑りました。
これには賛否両論あり、ルール改正もジャンプを跳ぶだけでは、高得点にならないように検討しているようです。
このルール改正により、日本の選手にはどのような影響があるのでしょうか。
ルール改正の詳細は6月に発表されるようですが、現時点で決まっている項目もあります。
現在決まっている変更点と、羽生結弦選手、宇野昌磨選手、友野一希選手、日本人選手への影響について考えたことをまとめました。
フィギュアスケートルール改正・変更点確定及び検討内容
改正内容は、正式には2018年6月に発表されます。
現在確定している変更点は、
・男子フリーの時間が4分30秒から4分に短縮
・ジャンプの回数が最大8回から7回へ減る
・出来栄え点は現在「+3から—3」の7段階 → 「+5から-5」の11段階
この他、ジャンプの基礎点を下げる検討もされているようです。
その分出来栄えを重視して、出来栄えがよければ今までよりも高得点になり、出来栄えが悪ければ、今までよりも点数は低くなる、という採点方法にしようということのようです。
ジャンプの本数が7本に減るようですが、私は賛成です。
個人的には、ジャンプの本数よりも、美しいジャンプの方が「すごい」と感じるので。
美しいジャンプに目が釘付けになり、胸を打たれます。
だから羽生結弦選手の演技に感動するのかもしれません。
詳細はまだ分かりませんが、やっぱりジャンプの採点ルールの変更が中心になりそうですね。
個人的には、ステップやスピンなどで、もっと得点差をつけられたらいいのになぁと思っているのですが。
ジャンプ1本の失敗を、ステップやスピンで巻き返せるとか。。。
あくまでも個人的意見です(^^;)
日本選手への影響は?
今までは、難しいジャンプを跳べば高得点がのぞめました。
ルール改正後は、美しく跳んだときの出来栄えを採点に反映させることができます。
それによって、日本人選手にはどのような影響があるでしょうか?
私の個人的な感想をまとめました。
羽生結弦選手
私は、羽生結弦選手にとっては、このルール改正は有利に働くと思っています。
羽生結弦選手は、ジャンプをただ跳ぶのではなくて、「完成度の高い美しいジャンプを流れの中で跳ぶ」というのを目指しています。
そんな羽生結弦選手のジャンプは美しくて、平昌オリンピックでもトリプルアクセル、4サルコウ、4トウループで、出来栄え点3点です。
ジャンプを跳ぶだけで精いっぱいの選手や、完成度の面で少し劣る選手との点差は、さらに開くのではないでしょうか。
宇野昌磨選手
宇野昌磨選手のジャンプは綺麗にみえましたが、点数をみてみると、平昌オリンピックの出来栄え点は、トリプルアクセル1.86、4トウループ1.29、4フィリップ1.57でした。
2点台に乗っていません。
でも、これは決して低い点数ではありません。
他の選手をみても、フェルナンデス選手が、良くて2点台に乗せるという感じで、ネーサン・チェン選手は宇野昌磨選手と同じような出来栄えです。
そもそも、2点台の出来栄え点をもらっている選手が少ないのです。
出来栄え3点をとる選手もいますが、羽生選手が3点をとる頻度と比べると低いです。
改めて羽生結弦選手のジャンプの完成度の高さを感じます。
平昌オリンピックで上位の選手は、ジャンプの完成度に今はあまり差はないと思いました。
ルール改正で、どの選手も完成度をあげることに重点をおくでしょう。
宇野昌磨選手の練習量はとても多いと聞くので、ジャンプの完成度もあがると思います。
冷静さもあるので、試合で一歩リードすることはできるのではないでしょうか。
友野一希選手
友野一希選手は、世界フィギュア選手権で活躍、男子3枠に貢献してくれました。
実力は、羽生結弦選手や宇野昌磨選手に劣りますが、今後、頑張って欲しい選手です。
世界フィギュアのジャンプについては、出来栄え(暫定)、トリプルアクセル0.83、4サルコウ1.29でまだまだですが、ご本人も「伸びしろはある」と言っているので、これからに期待したいです。
何といっても、土壇場に強い(?)選手なので、意外性のあることをやってくれるかもしれません(^^;)
友野一希選手は、今までいろいろなキャラクターで滑ってきているので、表現力という点では、自信があるようですが、ジャンプはこれから完成度を高めていく必要がありますね。
羽生結弦選手、3連覇への挑戦は?
これも私の個人的意見と感想です。
ルール改正後の成績によっては、オリンピック3連覇を期待する声も高まるかもしれませんね。
今でも次のオリンピックの話をする人がいるぐらいですから。
羽生結弦選手なら、前人未到のことをやってくれるのではないかと、期待する人は多いでしょう。
今の羽生結弦選手のモチベーションは4アクセルだけど、場合によっては、羽生選手の闘士に火をつける、ということもあるかもしれません。
でも、度重なる足のケガや持病のことがあるし、羽生選手自身やり切った気持ちがあるようなので、あとはスケートを楽しむ、という選択をするのではないかと思います。
羽生選手が小さい頃に立てた目標も、オリンピック2連覇のあとは、引退してプロスケーターになるとありますし(^^;)
私も、スケートを楽しんで欲しいな、という気持ちが9割かな。
私は、日本の選手の演技は繊細だと思います。
その繊細さで、ジャンプをより綺麗に跳ぶのではないでしょうか。
今回のルール改正は、よい方に働くのではないかなと思っていますし、そう期待したいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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